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日本における携帯販売は少し特殊なモノになってます。このお話をする前に話しておかなければいけないことがあります。まず携帯電話自体はそもそも３～８万円ほどするものだということを理解してもらわないことには、このお話は理解しがたいものになります。日本より物価の安い、中国やタイなどの東南アジアでも携帯電話の金額に差はありません。私もタイに住んでいたことがありますが、ごはんがおなかいっぱい食べれて200円という世界で携帯電話の高機能なモノを買うとやはり日本円でも5万円近くします。（もちろん安いモノもありますが日本のような高機能のものは２００００バーツほど）ですから、日本の携帯が今まで0円などで買えること自体、異常なことと理解してもらう必要があります。なぜ0円で買えるかということに関しては、お話が長くなってしまうので割愛させていただき、本題に入ります。では、仮に各電話会社が『本当は携帯電話8万円しますんで、これからは本来の値段で購入してください』といったらどうしますか？やっぱり加入者は少なくなりますよねーかといって、0円で販売して基本料金や通話料でその分をペイしていけばという考え方も、発展途上なら良いですが、ほとんどの人が携帯電話を持っている現在ではこのビジネスモデルも厳しくなっていきます。そこで考え抜いた末が、割賦（かっぷ）方式です。ただ単純に分割にすると、3580円を24回払うということになりますが、それでは0円携帯で慣れている私たちにとってはかなり厳しいモノになると思いますので、『ソフトバンクを使っている間は2200円までならこっちで負担しますよ！』というものが『特別割引』になります。私もソフトバンクやメーカー内部の人間ではありませんので詳しくはわかりませんが、一般的に考えて原価は４～５万円だと思います。現在の電話会社と販売店はインセンティブ契約で成り立っていますので、仮に新規で契約しても基本的に機種は問わず1件あたり５千～1万円程度ですので、販売店サイドからすれば、どの機種を選んでもらっても利益はあまり変わりません。ですから、質問のような『すごく儲けている』というのはどこをとってもあまりないです。では誰が一番得しているか！というと、実は私たちユーザーと電話会社なんです。最初の話に戻すと、今まで端末代金を基本料などで補填していたのが、この制度で実質無くなるわけで、その分基本料980円という破格な値段で提供が出来るわけです。なので、恩恵を受けられる私たちユーザー、そしてそれにともなって加入者も増えて収入も増える電話会社に一番メリットが出てくるわけですね。結果、質問の答えとしては、『端末代金で儲けてるから、ホワイトプランでも儲けられる』　のではなく『端末代金の（基本料金からの）補填が無くなるから、ホワイトプランでも儲けられる』が正しいです。実際、ソフトバンクは2007年5月と6月は加入者がドコモ、ａｕを抜いて一番になっています。長文失礼いたしました。