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携帯電話の電波と、放送の電波はまったく異なったものです。携帯電話機の電波表示は、携帯電話のレベルを表示しているので、放送の電波レベルではありません。携帯電話の電波の受信限界は、概ね-113dBmです。このレベルを下回ると圏外となります。ワンセグの電波の受信限界は、概ね39dBμV/mです。携帯電話は通信なのでdBm表示ですが、ワンセグは放送であるためdBμV/m表示で示します。携帯電話のネットワークと、放送のネットワークは全く異なります。携帯電話はdocomoやSoftBankは6万局以上、auは2万局程度の基地局から電波を出していますが、放送の場合は全国の約4000局の放送局から電波を出しています。地上デジタル放送（ワンセグを含む）で使われている電波は、470～770MHzの電波です。携帯電話が使っている電波は、2.1GHz帯です。（auやdocomoは800MHz帯も使っています。）又、放送の電波塔は山の頂上に多く設置され１局で広範囲に電波を出していますが、携帯電話の基地局は概ね2～5Km程度の範囲にしか電波を飛ばしていません。そのため、電波の飛ぶ範囲が大きく異なります。山の頂上では放送が受信できるのに対し、携帯電話は山頂では使えない場合はほとんどです。逆に携帯電話が繋がっても、ワンセグが見えないところはたくさんあります。ワンセグとは、ISDB-Tという規格の一部として定義されています。このISDB-Tという規格は、電波産業界(ARIB)の標準規格であるSTD-B10,B30,B31による伝送方式で決まっています。この伝送方式が、5.57MHzという電波の帯域を13個のセグメントに分割して伝送することになっています。セグメントは428KHzの帯域を持つ土管と思ってください。この土管が13個並んでいるのです。真ん中に位置する土管（セグメント）だけ、番組表などの放送情報といっしょに、携帯可能な小型機器向けにデータ量を少なくした映像を送るようにしたものが、一般的に言われている「ワンセグ」というものです。上記のように、地上デジタル放送とワンセグは同じ電波ですが、地上デジタル放送は固定での受信が前提であり、地上高10mの高利得アンテナでの受信となりますが、ワンセグは概ね1.5m程度の高さでの受信となるので、そもそも受信する場所での電波の強さが異なります。地上デジタル放送が映っても、ワンセグが映らないことがあるのは、そのためです。＞私が住んでいる地域には違法な電波があるそうです。⇒確かめない限り、がせでしょう。