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オークションで旧型を購入しました。新品ではないため、当初の性能をキープしているか分かりませんがご参考までに申し上げます。ネット上でも高感度ラジオの代表選手として扱われていますので期待していました。◆感度 ＡＭ：やはり侮れないものがありますが、1970年代のＢＣＬラジオと互角と言ったところでしょうか。（ＩＣＦ-5900(スカイセンサー)との比較です) ＦＭ：おまけプラスアルファ程度でお考えください。可もなく不可もないレベルです。 短波：ラジオ日経しか聞けません。ＦＭと同様、可もなく不可もないレベルです。ラジオ日経しか聞かないならチューニングの手間が要らないので却って便利かもしれません。外部アンテナ端子にＡＭと記載されていますが、簡易なリード線アンテナ程度では差が出ません。短波放送には効果が出ました。◆音質 やや固めで聞きやすい音です。昔の大型のラジオのようなゆったりした豊かな音質ではありません。この辺りは好みでしょうか。◆その他 同期検波：混信などで埋もれがちな遠距離局の信号を浮かび上がらせるような効果が出る場合があります。ただし、フェージングなどで受信状態が不安定な場合、おかしな音になってしまうこともありますので、使い分けられるほうが良いかと思います。 チューニング：同期検波を使用する場合、微妙なチューニングをすることがありますので、デジタル方式より良い面があります。ダイヤル面に印刷された放送局名とチューニングの針はぴったり合いますので、主要な放送局を探す手間は思ったよりかかりません。 また、チューニングの部の感触は大変よく、バックラッシュは感じません。 デザイン：現行機種とは思えないほど古臭いと言われていますが、思い切った四角形なので使い勝手は良いと感じます。 電池の持ち：毎日1時間程度聞いています。購入後一ヶ月ほどですが、まだ交換していません。ちなみに電池は百均のマンガン電池です。結論として、アナログチューニングに慣れている方、ダイヤルを回して放送局を探すことを楽しむならお勧めします。予め周波数を知って狙って聞くならデジタルチューニングの機種のほうが良いかもしれません。総じて、古臭いながらも丁寧に作られた良いラジオという印象で、お求めになって後悔されることは無いと思います。