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なぜハイエンド機種は光学10倍前後のズームが多くて、安い機種は光学30倍40倍が多いのか疑問に思いませんか？
単純にズーム倍率を上げると画質が悪くなるんです。なんで画質が悪くなるかというと
①センサーが小さい。
センサーを小さくするとカメラの仕組み上ズームの倍率を簡単にあげることができるんです。センサーが小さいとそれだけ受光する部分が小さくなるのでダイナミックレンジ（白飛び黒つぶれ）や色の再現性、暗所ノイズ性能が低くなります。
②レンズにムリが出る。
画質を無視してレンズをつくるため、色収差、湾曲、にじみ、解像度どれも悪くなります。特に解像度はハイエンド機でも７００本前後の解像度しかないものが高倍率ズーム機種では５００本以下まで落ちてしまいます。記録する方式はフルハイビジョンなので実際はフルハイビジョンの画素数を解像していないボケた映像で記録してることになります。
はじめてビデオカメラ買う人ってスペックだけで見ますから「FULLHD！500万画素！30倍ズーム！」みたいな謳い文句にだまされてしまうんです。画質も比べたことないから中身がスカスカな画質でも「ああフルハイビジョンってキレイだなあ～」って思っちゃうんです。それとズームはいくら手ブレ補正機能が進化したからといっても１０倍を超えてくるとブレがひどくて見られるもんじゃありません。

で質問の例えですがこちらのサイトの25mmと300mmがちょうど12倍ズームの感覚になってきます。
http://www24.big.or.jp/~antares/photo_gallery/camera/camera4.html

【補足】もうひとつの質問に回答しておきました。