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あけましておめでとうございます。


■「ダブルズームキット」とは、「標準ズーム」と「望遠ズーム」とカメラ本体がセットになったものを言います。予備のレンズが付いているという意味ではありません。

★「標準ズーム」
このダブルズームキットでは「18-55mm」が標準ズームです。
購入時にカメラに装着してあるレンズです。
日常的に多用する画角(写る範囲の広さ)である広角から標準、そして望遠効果の小さい中望遠までをカバーするレンズです。
日常的なスナップ写真や集合写真や記念写真、そして一般的な風景写真など、通常で最も使用頻度が高いレンズです。

★「望遠ズーム」
このダブルズームキットでは「55-200mm」が望遠ズームです。
標準ズームに比べて、画角(写る範囲の広さ)が狭く、離れた被写体が大きく写ります。
主な目的は「離れた被写体を写すためのレンズ」でありますが、上手に運用すれば遠くの被写体の撮影だけではなく、望遠レンズ特有の描写を表現に活かした写真を撮る事ができます。
室内スナップ撮影などには適していませんが、スポーツ、運動会、離れた遠くの風景、近づけない被写体などの撮影に威力を発揮します。


■ズームできないレンズは「単焦点レンズ」というもので、まだズームレンズの技術が未熟だった昔は「単焦点レンズ」が主流でした。
現在でも単焦点レンズは存在しており、現代の単焦点レンズはズームレンズよりも画質重視で明るいレンズが多いのが特徴です。(明るいレンズとは、一番数値の小さな絞り開放絞りの数字の小さなレンズを指し、明るさに恵まれない条件の撮影に有利だったり、背景を美しくボカしやすかったりする利点があります)
ダブルズームキットのレンズ2本は言うまでもなくズームレンズですからズームできます。

フォーカス(ピント合わせ)は、昔は手動のみでしたが、現代の一眼レフ用レンズは自動ピントが可能なレンズオートフォーカス(AF)レンズが大多数です。ダブルズームキットのレンズ2本も、もちろんオートフォーカス(AF)レンズです。
一眼レフのオートフォーカス(AF)レンズのピント合わせは自動(AF)と手動(MF)の切り替えが可能です。
一眼レフのレンズの場合、手動ピント(MF)が不可能なレンズは存在しません。(但し、手動ピントの操作性が良くないレンズは多数存在します)

現在のズームレンズは、全て撮影者が任意でズームする方式です。
撮影者が任意でズームする事の出来ない一眼レフ用のズームレンズは存在しません。


■カメラとレンズを連結する部分を「マウント」と呼び、これは一部の例外を除いて(現代ではオリンパスとパナソニックが同じマウントを採用しています)、全てメーカーごとに大きさ、形状が異なります。
また、マウントが異なるとカメラとレンズの間の情報伝達の方法も全く別になります。
ですから、カメラとレンズのマウントが一致していなければ、カメラにレンズを装着できません。

α33などSONYのデジタル一眼レフのマウントは「αマウント」という種類のもので、旧ミノルタ及びコニカミノルタのオートフォーカス(AF・自動ピント)のフィルム一眼レフやデジタル一眼レフと共通のものです。
α33には「αマウント」用のレンズしか原則的には使えません。

KissＸ4のマウントは「キヤノンEFマウント(あるいはキヤノンEOSマウント」という種類のもので、キヤノンのオートフォーカス(AF・自動ピント)のフィルム一眼レフやデジタル一眼レフ、いわゆるEOSシリーズに採用されているマウントです。
KissＸ4にはEOS用のレンズしか原則的には使えません。

但し、カメラとレンズの組み合わせによっては「マウントアダプター」というマウント変換アダプターを使用する事によって装着できる場合もありますが、その場合、カメラとレンズの間の情報伝達が全く不可能ですので、カメラの機能に大きな制約が生じますので、使用上大変不便で面倒なもので、日常的な実用に使えるシロモノではありません。

水銀電池を使用するペンタックスの古いカメラなら、現代のペンタックスとは異なるマウントですね。これは「M42マウント」というネジ込み式マウントで、「M42マウント」のレンズならα33などのSONYのデジタル一眼レフにも、KissＸ4などキヤノンのデジタル一眼レフにも「マウントアダプター」を併用して装着できますが、先に述べたようにカメラの機能に大きな制約が生じますので、使用上大変不便で面倒なもので、日常的な実用に使えるシロモノではありませんから、初心者には一切オススメできません。
もし使ってみるなら、十分そのカメラを使い込んで慣れてからにしましょう。


■α33もKissＸ4も「エントリー機」と呼ばれる初心者の入門に適した大衆機です。
どちらも初心者に適しています。
全てのレンズで手ブレ補正を使えるα33。
システムが充実したKissＸ4。

好みの問題です