1999

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方式の説明を簡単にします。

☆ コンプレッサー方式
室内に温度の低いものを置くと表面に結露しますよね。この理屈を利用して、冷やした冷却器に室内の水分を結露させて、その水をタンクに貯めるのが、コンプレッサー式の除湿機の原理です。エアコンの除湿（再熱除湿）と同じ原理です。
室内の水分が少ない冬場などに除湿するためには、冷却器の温度を非常に下げる必要があり、そうすると冷却器が凍るため、冬場の除湿は苦手です。

☆ デジカント方式
室内にシリカゲルやゼオライトのような吸湿剤を置くと水分を吸着してくれます。水分を吸着した吸湿剤をヒーターで温めると、再び使えるようになります。これを繰り返して除湿するのが、デシカント式とかゼオライト式と呼ばれる除湿機で、効率は悪いのですが、室内に水分が少なくても除湿できる特徴があり、冬の使用に向いています。
コンパクト除湿機というのはこのタイプのことだと思います。

☆ハイブリット方式
夏に強いコンプレッサー式と、冬に強いデシカント式を切り替えて使うことで、オールシーズン強力な除湿ができるようにしたものですが、値段は高めになります。

最後にエアコンのドライですが、室温の低下がある弱冷除湿方式と、室温の低下がない再熱除湿方式があります。前者は殆どのエアコンに付いていますが、後者は高級機に付いています。寒くなるというのは前者の方式が使われていると思います。次の買い替え時には、検討されると良いと思います。