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質問のグレードはISのスポーツグレードでしてもともと走りに特化していた（脚）ISを更に追求したものになっています。ただこれは余談ではありますがこれ以外のグレードがヤワかというとそうではありません。レクサス車の走行性能基準は理想が高く走りも快適性も狙ったもの。マニアでなければベースグレードで充分でしょう。SだのFだのいうのはイヤーモデル毎のスポーツグレードの呼び方の違いで
2005~2008年モデル→バージョンS
2009年モデル→バージョンF
2010~ 2011年モデル→バージョンFスポーツ
となっています。ISは走りがウリで実際、そういうクルマなんですがイマイチウケが悪かったというかスポーツイメージが浸透しないのでISの究極モデル…ISFのイメージを借りて商売をテコ入れしようとしました。それが2009年のバージョンFです。ISFのステアリングにシフトノブ、ISFチックな硬さのシートにフロントグリルをあしらったモデルです。個人的にはバージョンFはそれまでのバージョンSと実質的な違いがなくなんちゃってISFにしか見えずレクサスも安っぽいことするようになったなぁと思っていたところ、そんなことはメーカーが一番良くわかっていたようでFのイメージだけでなく実質を落とし込んだクルマを開発していました。それが2010年からのバージョンFスポーツというグレードです。トヨタの本気は具体的にどうなったかといえばISFのリアサスをまんまバージョンFスポーツに移植して再調整。ダンパーを新開発してこのグレードに載せました。仕込みはLFAを走り込んだ成瀬さんが行い究極のISとなっています。とまぁこんなわけでよりスポーティなISがお好みであればどれを選択すべきかはもはや書くまでもないでしょう。ただ忠告しておきますがいくら緻密に仕上げたISでも車重は1580kg前後でありその重さなりにしか機動しません。走ることが本当に好きであれば選択は他にある気もします。