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まず、レクサスLFAの新車価格は3,750万円で、25ヶ月間にほぼ手作りで生産されて世界で500台、うち日本へは165台が割り当てられています。

この165台という数字がどれくらいのものかというのは、年間にフェラーリが日本国内で販売するのが約200台ほど、ランボルギーニが100台ほどになります。
ちなみにベンツSLSが昨年1年で50台、アウディR8は70台ほどの受注があります。

このことから、街で見かける頻度はフェラーリやランボルギーニ以下、SLSやR8よりも低いということになるかとは思います。

それだけレアな車ですから、当然中古として出回る確率も低いわけでして、まず普通に生活していたのでは見かけることは無いと思います。
R8などはすでに登場から3年あまりが経っており、カーセンサーなどでも全国で5台くらいを見ることがありますが、ここから見ても仮にLFAの中古が出てきたとしても数台です。
これだと、フェラーリ・エンツェオのように「価格応談」ということになります。

ちなみにLFAは、すでに昨年3月の時点で国内分の予約は瞬殺で終了していますので新規の購入はできません。この予約も、レクサスで乗り換えを継続してるようなお金持ちに優先的に話が行ったようです。

納車もようやくチラホラと始まった頃かと思いますので、いくら飽きっぽいお金持ちとは言ってもまだ手放さないと思います。
仮に事故車が出てきたとしましても、この車はカーボンシャーシを採用していますから、一般の修理工場で修理ができません。
当然ながら、メーカー送りとなって新車を1台組み上げるくらいの手間がかかりますので、事故車と言ってもかなり高い価格が付くと思われます。

何年後かの中古価格…というのもはっきり言ってワカリマセン。
状況としてはトヨタ2000GTの例が当てはまるかとは思いますが、バブル期には1億円を超えていましたし最近でもオークションに出てきた極上車が5500万円の価格が付いています。これを見て、今LFAを経済的な理由(金持ちは明日破産してることもある)以外で手放す人がいるとも思えません。

余談ながら、当初LFAは次期レクサスSC(ソアラ)とシャーシを共有する兄弟車になるはずでした。ところが、リーマンショックによってSCの開発がストップしてしまい、このため価格が3,000万円オーバーになったと言われています。
量販車と共有化ができれば当然ながら価格が下がりますので、当初は2,000万円くらいと言われてはいました。

次期SCは再び開発が再開したという情報がありますから、このLFAのカーボンシャーシ技術は次期LSと次期SCに引き継がれることになるはずです。ちなみにこの技術は東レのもので、ランボルギーニ・アヴェンタドールもこの技術を使っています。

周囲でもみんなベンツやポルシェにフェラーリを乗っている人がいますが、そういった人たちからは3,750万円を出すのならもっと他に選択肢があるだろう…と口を揃えて言います。
日本車の安心感が欲しいのであれば、技術が継承される次期SCを買った方が満足度は高いかとは思いますね。希少価値という意味ではLFAでしょうけれども。

パリス・ヒルトンが、彼氏からもらった黄色いLFAを白に乗り換えたというのが話題となっています。前の彼氏は捨てられたのだろうか…？と。
いいですねぇ、LFAをプレゼントしてくれる彼氏がいて、、、(笑)