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以前乗っていたので、私の知ってる範囲の事実を書きます。

＞評判が悪いのはオートマですか？マニュアルですか？

オートマはAS・RSともにかったるいです。特にRSは低速トルクがないのでかなりかったるいです。実用的には問題ありません。マニュアルはRSだと「ギア比が合っていない」と言われていますがそれはミッションの問題ではなくファイナルギアの問題なので決してマニュアルミッション自体は悪くないです。ただ、ミッションの耐久性（パワーに対して）が低いため、過吸器を付けたクルマだとミッションブローすることもあります。


＞それとも、グレードやトランスミッション関係なく、アルテッツァ自体があまり良くない車なのでしょうか？

個人的にはアルテッツァは良いクルマだと思います。ボディは頑丈ですし、重量バランスやサスペンションの造りも当時の国産セダンとしてはかなり突出したものでした。ただ、ボディがコンパクトなわりには車重が重いため、動きがややもっさりしてる上に2000ccNAエンジンでは物足りなさも感じます（ボディが良いだけに尚更です）。しかし、それらのウィークポイントを補えるだけのアフターパーツが各メーカーから出てますし、アルテッツァは弄った効果がすごく分かりやすいクルマです。なのでチューニベースとしてもすごく楽しいクルマです。タイヤ代やガソリン代等のランニングコストや保険料も同じ2000ccのシルビア等と比べると安いですしね。

アルテッツァを酷評する人はいわゆる「AE86の再来」を待望していた人達だと思います。実際アルテッツァ登場時はハチロクの再来と騒がれていましたが、トヨタは最初から「BMWの3シリーズをライバルとした、欧州戦略も視野に入れたスポーティーセダン」と宣伝してたので、「ハチロクの再来」と騒いだ人達は単純にFRというだけで勝手に思い込んでいただけなんですよ。最初からアルテッツァは「スポーツカー」じゃなく「スポーティーセダン」ですから。それに「アルテッツァは遅い」という人もいますが、全開走行なら加速力はシビックTypeR（EK9）やNAのシルビアよりも速いですよ。あくまでもコーナーでの動きが重いだけです。


個人的にはスタイル的には国産セダンの中では一番好きですね。