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絶対に、２ＣＶに軍配を上げてしまいます。
現在は、VW TYPE2に13年乗っておりますが、経験から8年乗った２CVが一番好きですね。もちろん４もいい車です。
理由→２CVのいいところ
１．独特のスタイル・・・実際の製造画像があるのですが、工員が一人か二人で組み立てていく映像が、すごいです。本当にブリキの実物大おもちゃを作っているようです。後姿と運転席から見るボンネットのラインが好きですね。ほかのどんな車にも似ていないスタイルが素晴らしい。
２．乗り心地①
独特の足回りが、すごくいいです。すごく揺れるんですが、酔ってしまうような不快なゆれかたではなく、いつまでも揺れないんです。特に、カーブなどでは、車自体はすごく傾くのですが、なかなかあの細いタイヤが、地面から離れようとしないんです。下りだと、ちょっと早い車でも十分後ろにつける程、攻め込めることもできるほどです。また、あのタイヤが限界を、キュキュッと鳴って教えてくれるんです。
また、このサスペンションとタイヤの愛称がいいのと車重が軽いのとFFなので、少々の雪道でも、チェーンなしで走行可能です。（経験済み）
当時から、FFで設計しているところが、すごいんですよ。
３．乗り心地②
シートが素晴らしい。パイプを独特のカーブ形状に曲げ、（初期型でこの形状を確立させていることがすごいです）シートをゴムで吊るハンモックシートが、体を包んでくれるようで、疲れないんですよ。
４．直進安定性・・・はしご状のしっかりしたシャシーフレームの上に、ボディが乗っているので、直進がしっかり安定するんです。しかし、車重が軽いのと、あのスタイルのため、横風には弱いです。
５．独特なシフト操作・・・押したり引いたりするシフト操作ですが、すぐになれることができ、人の体の動きに無理のない操作感で、楽しいんですよ。
６．解放感・・・幌を開けると、コンバーチブルスタイルの車にはない、独特の解放感が素晴らしいです。フロントガラスの下のベンチレーションも開けると、走行中の風がとても気持ちいいんです。
７．経済的・・・車重が軽いので、燃費がいい。経験では、通常で１３KM/L。高速巡航などを入れると、１８～２０KM/L行くこともありました。
602CCなので、初速は遅いんです。しかし、速度が上がると、100KM巡航も可能ですし、高速道路での合流も、特に不安なくこなせます。
８．ほかにないスタイル・・・２CVは、車であって、普通の車ではなく、２CVという他の車とは違う乗り物のように思います。当時のシトロエン社は、ハイドロをベースにした、DS、GS、SM、CX、BXと独特の車を世に送り出しており、そのメーカーが、作った２CVという車は、上級車種に負けない地位を築いていたようです。宮崎駿氏も現在足として所有されているようです。
しかし、弱点もあります。
１．錆・腐食に弱い・・・とにかく、鉄板が薄いので、ガソリンスタンドでの洗車機や、雨ざらしは、もってのほかです。濡れた状態で放置するのも、すぐに錆てしまいます。ボディー全体でも、特に要注意なポイントがあるようです。
２．横からの衝撃に弱い・・・実車を見るとすぐわかるんですが、ドアが薄いんです。横から突っ込まれたらと思うと、ちょっとヒヤッとします。ただ、このドアと窓が独特でかわいいんですけどね。
３．さっきも書きましたが、初速が遅い。なんせ602CCですから。
４．夏の渋滞は、さすがに暑いです。走行風が入らないので、当然ですね。
中には、当時のディーラーが、排気量をあげ、クーラーを標準装備して販売していたこともあるようですが、効きのほどは？？です。
５．目立ちすぎるスタイル・・・思春期の子供は、助手席に乗るのを、恥ずかしいと嫌がります。また、すら違う人の視線も感じますし、子どもに指を差されることもしばしば・・・犬にほえられたこともありました。
ＲＥＮＡＵＬＴ４は、２ＣＶに対抗してよく作られていると思います。２ＣＶの次くらいに好きな車ですが、やはり２ＣＶと４は、違う車です。当時も、４の方が、価格設定も上だったようです。
２ＣＶは、最終生産の車まで、エンジンを手動で掛ける、クランク棒が標準装備されていましたし（イベントでエンジンクランク掛け競争があるほどです）、最後は、もう一度２ＣＶに乗りたいですね。
機会があれば、一度は所有されることをお勧めします。おまけ、２ＣＶの製造画像です。お借りしました。
http://colibri2cv.blog106.fc2.com/blog-category-8.html
動画検索で、工場で生産される２ＣＶも見てみてください。