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今日、Audi A3 TDI2.0を借りてきました。これで3週間出張に行きます。燃費と高速走行については3週間後に
もう一度質問してください。今日はすこしだけ近所を走りましたが、まあこんなもんかなという感じです。あまり感動
はありません。

音や振動はほとんどありませんが、やっぱりディーゼルだとわかります。トルクの大きさはかなりのもので、30km/h
で4速あたりでも走れなくはありません。（この車6速MTです） 横着して変速しなくても走れるということですから、
スポーツ感覚ゲーム感覚ではなく実用的ではあります。これが私には少し不満です。回転数も45000rpmまでで
すから、6速もあると少し回転があがっただけで変速となります。なにか躍動感が足りないというか。実際に速いか
どうかではなく、あくまでもその気にさせてくれるかどうかという観点から見ると、私はやっぱりガソリンエンジンが好き
です。

TTのディーゼルは、2.0TDI quattro 6MTのみです（TFSIはガソリン）。ドイツでの価格はTT 2.0TFSI S-tronic
2輪駆動とほぼ同じですので、日本では450万円が妥当です。馬力は170馬力とすこし控えめです。

ディーゼルエンジンはメリットばかりでもありません。車両価格が高くなります。Audi A4 2.0TFSI(180PS)と
2.7 TDI(190PS)では、TDIのほうが4000ユーロも高くなります。日本に両モデルが導入されたらおそらく50万円
弱（現在、車の価格はだいたい1ユーロ=120円換算）の価格差。ほかのメーカー、ほかのモデルでも、同じ出力な
らディーゼルのほうが2000ユーロは高くなります。これを燃費のよさと燃料単価の安さで取り返すには、けっこう走る
必要があります。カタログ上2.7TDIのほうが1割燃料消費が少なく、ガソリンと軽油の価格差が20円だとすると、
14万kmほど走るとエンジン代を取り返せます。もっと安い価格帯の車だとエンジンの価格差も小さく、燃費の差も
大きいので、14万kmも走らなくても元が取れるのですが。