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3400ccのV6エンジンというと、5VZ-FEですけど、VZ系列は1987年から使用開始された物で、設計が古いのと元々が
2000ccからスタートしているので、拡大限界に達していたと言うべきでしょう。元々の排気量から5割り増し以上となってる
時点で「よくぞそこまで拡大しているな」と逆に思いますもの。

1987年4月に1VZ-FEが出てきて、2006年4月に使用を止めています。ほぼ19年間採用していました。

基本的にエンジンブロックの鋳造鋳型は最後まで変えませんので、排気量を変えるにはピストンが通る穴を削る量を変えて
実現しますが、鋳造鋳型の外形寸法を超えて削るわけにはいきませんから(正確には冷却用水路や強度マージンの分も必要)、
どんなエンジンでも、排気量の拡大限界はあります。

それに1980年代に出てきたエンジンというと確かカムシャフトの駆動がタイミングベルト方式の筈で、最近の設計トレンドからは
適合しなくなってます。サイレントチェーンが出来ているので、最近は可変バルブタイミング＆チェーンドライブが主流です。
現行のV6エンジンは、GR系列ですが、それらの他に筒内噴射も組み込まれてよりいっそうエコを考えた造りになります。

古い物を使い続けるのもアリですが、新しい技術を応用するには古い物を改良するよりは、真っ新の状態から作ってしまった方が
コストが安いこともありますし、VZ系列の5VZの様に排気量拡大限界に達してしまったら、それ以上の需要が来ても対応が出来
なくなります。

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どっちかというと、日本のメーカーの中で、トヨタは一つのエンジン系列を長いこと使い続ける方です。他のメーカーだったら
一つのエンジン形式を20年間も使い続けるのは、あまり無いですよ。

初代カローラで採用したK系列エンジンなんか、40年間使い続けていますし。1966年にデビューし、現時点で生産続行中。
K系列の場合は縦置き用小型エンジンという特殊用途がありますので、消すに消せないという事情もありますが。
乗用車・商用車では既に使用されておらず、フォークリフトなどの特機用途。