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　エアコンのお困りのことと思います。内気循環のままで特に問題ありません。

　さて「外気導入」と「内気循環」では、下記のようなメリット・デメリットがあります。

●外気を入れる場合のメリット　＝　内気循環のデメリット
　・車室内のCO2（二酸化炭素）濃度があがりにくくなる　（酸素濃度が外気並みに保たれる）
　・窓が曇りにくくなる　（エアコンがONであれば、内気循環でもほとんどの場合曇りませんが）
　・車外の空気の清浄・汚染状況がわかりやすい　
　・エアコン装置を発生源とする空気の汚染程度を軽減できる
　・エアコン装置の部品に外気の汚染物質が付着しやすくなる

●内気循環のメリット　＝　外気導入のデメリット
　・前車から排出される汚染空気の導入をほとんど防止できる　（少しは入ります）
　・エアコンの性能がアップする　（即暖、即冷性能が改善。エアコン動力の低減）
　・車室内の空気の状況の変化が少なくなる
　・エアコン装置の部品に車室内の汚染物質（タバコや化粧品など）が付着しやすくなる

　もし身体の弱い方（赤ちゃんやお年寄り）が搭乗される場合には、一般に内気循環が良いでしょう。もし車外の空気がきれいであれば、窓曇りやCO2濃度を考えて、一般に外気導入がよいでしょう。
　
　ちなみにディーゼル排ガスに含まれる微粉塵は、からだに良くないので、前にトラックやバスが走っているときは、内気循環にしたほうが良いです。また長距離を連続的に走行する場合には、内気循環をおもに使う方も、時々、窓をあけたり、外気導入をすると、車内のCO2濃度をさげられるので、眠気を防止しやすくなります。

　つまり外気導入にする主要な目的は

(1) 窓曇りが置きにくい　…　エアコンＯＮであれば、通常、窓曇りはほとんど発生しない
(2) CO2濃度が外気並みに　…　外気濃度は350ppm程度、4名乗車の内気循環でもドア周囲の漏れにより、最大2000ppmです。確かに6倍程度増えますが、人体にはまったく影響がありません。もし眠くなるようなことがあるばあい、10分から30分に30秒程度、外気導入にすれば、すぐにCO2濃度は低下します。

　ご参考になれば幸いです。