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>>４０馬力のエンジンの差というのはかなり違いますか？

日本のような低速環境で最も効くのがトルクとその発生回転数です。
それを比較してみれば分かる通り、出足の力強さ、100km/hくらいまでの中間加速力などは殆ど同じです。
C200の方はその速度域を過ぎてからの加速の伸びはやはりC180を凌ぎます。

ただしW203とW204はアクセルの重さがかなり違います。
W203は足を乗せただけではアクセルが動かず、そこから押し込んで始めて車が動きますが、W204は日本車ほどではありませんがアクセルが軽く、足の甲の筋肉でアクセル開度を調整するタイプになっています。
アクセルに限らず、ステアリングもブレーキもW204は軽くなっています。
ですからW204の方が見かけ上の出足の軽快さがあります。

またそのようなアクセルの重さの違いがあるために、空いた道や高速道路で使うオートクルーズはW203はアクセルに右足を乗せたまま操作出来ますが、W204は右足をどこかによけておかなければならない煩わしさがあります。

>>Ｗ２０３はメンテナンス費用として車検、タイヤ取替え、オイル交換にどれぐらいかかるのでしょうか？

私の場合は初回車検が約11万円(初回車検は消耗品価格が無料で諸経費と整備費だけ支払う)、5年目車検がブレーキオイル交換などの小整備も含めて14万円ほどでした(いずれもヤナセ)。
但しオイルやフィルターなどの一般消耗品は予め自分で交換してありましたから、それらも含めると＋3～5万円ほど高くなると思います。
部品交換などが無ければその後の車検も殆ど同じでしょうが、おそらくそうはならないので次第に車検費用は上がるでしょう。
私の場合は前車BMW3も含めてこれまでかかった最大の車検費用は17万円ほどでした(全部正規ディーラー)。
ただし毎回消耗品は予め自分で交換してから車検に臨んでいます。

ベンツは地域によってはその整備を得意とする民間の整備工場も多く、そのような整備工場が見つけられればもっと安い維持費で上げられるでしょう。

タイヤはサスペンションとの相性から、ミシュランやコンチネンタルなどのサイドウォールが柔軟で軽いタイヤを使うべきなので、今回私が交換したミシュランのプレマシーLC(205-55/R16)で8万円ほどでした。
サスペンションが固めなので、国産タイヤに多い重くて固いタイヤは使わない方が良いです。
私は前回、BSのレグノGR9000を使って失敗しています(ドタバタして突き上げのきつい乗り心地になります)

オイル交換単独ではディーラーでやると2万円ほどかかります。
私は自分でやっているので、Mobil-1 0W-40(米国製)6クォート(5.6リットル)の価格約5,000のみでやっています。
オートバックスなどでやればオイル代金＋工賃500ほどです。

>>故障は多いですか

W203後期型であれば現実問題として、殆ど故障はしないです。
私が乗っている2004年後期形W203も7年目に入ってまだ故障はありません。
このモデルは2002年頃までは完成度が低く、高価な故障を多発する車がありましたが、2003年夏の3回目のランニングチェンジ以降は非常に故障の少ない車になりました。
ですからディーラー系の認定中古車でない、専業店の外れ車をつかまなければ、故障には滅多に出会わないと思います。
ただし車ですから、古くなっても故障に全く出会わないというのは考えない方がよいと思います。

http://response.jp/article/2009/06/04/125543.html

http://www.adac.de/infotestrat/unfall-schaeden-und-panne/pannenstatistik/pannenstatistik_detailergebnisse_2009/pannenstatistik_mittelklasse.aspx?ComponentId=40187&SourcePageId=47921

W203は旧モデルですからW204の中古よりもはるかに安く買えますよね。
ですからその分は今後多少維持費がかかっても勘弁してあげて欲しいと思います。
W203はかつてのベンツの伝統であったドッシリした乗り味の最後のCクラスといえます。
燃費もあなたが信号グランプリを競う勝ち気な人でなければ、少し空いた郊外を走るだけでカタログ燃費の10.5km/hを軽く超えます。