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正しいオイルを選択するためには、「API規格」と「粘度表示」のことを知っておく必要があります。

「API規格」は品質規格で、SH、SJ、SL、SM等のグレードがあります。これはSの次に来る文字がアルファベットの並びで後の文字であるほど、品質が高いことを意味します。もしメーカーが指定しているグレードがSLだとしたら、SLやSMを使うことができても、SJやSHは不適切となります。（ちなみに理由は知りませんがSIやSKは欠番となっています）

「粘度表示」とは、例えば「10W-30」とか「5W-20」などという数字で表されるもので、オイルの粘度を意味します。
オイルというものは、温度が低くなればドロドロになり、温度が高ければサラサラになります。しかし、あまりドロドロになりすぎても、サラサラになりすぎてもいけません。
前の方の数字の「10W」だの「0W」だのと言った数字は、オイルが冷えている時の粘度を意味し、数字が小さいほど温度が低くてもドロドロになりにくいことを意味します。
後ろの方の数字は、高温時の特性をあらわし、数字が大きいほど高温時も粘度を維持できることを意味します。
仮にメーカー指定の粘度が「10W-30」だとした場合、「10W-30」のオイルはもちろんのこと、「5W-30」や「10W-40」「0W-30」だのと言ったオイルも使用可能です。ただし「5W-20」だの「15W-50」だのといったオイルは適していません。
要するに、前の数字は指定より小さくてもかまわないし、後の数字は指定より大きくてもかまいませんが、前の数字が指定より大きく、後の数字が指定よりも小さいのは適さないということです。
おそらくブレビスの指定粘度は「5W-20」という粘度ではないでしょうか（違ってたらゴメンなさい）。これは比較的粘度の低いオイルであり、それ故に燃費が良くなります。「5W-20」もしくは「0W-20」というオイルを使用してください。（念のため、車の使用説明書でご確認ください）

上記のAPI規格と粘度表示が適切なものであるならば、どれでもかまいません。逆に「トヨタ車専用」などと書いてあっても、グレードと粘度が適切でないものは使うべきではありません。同じトヨタ車でも、硬いオイルを指定している車もあれば、軟らかいオイルを指定している車もあるので、トヨタ車用と書いてあるからといって、使って良いとは限りません。

なお、どちらかというとガソリンスタンドは、イエローハットだのオートバックスだのといったようなカーショップ系でのオイル交換とくらべると比較的高い傾向にあるようです。