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完全に発売時にコンセプトを見誤ったのだと思います。
エリシオンは当初、あえてシンプルな外装で『移動するリビング』をコンセプトにしていました。
凝った足回りも3列目を収納式にしなかったのも全ては乗り心地のため、決して最初から走りに振ったミニバンではありません。
(ただホンダがつくるとセダンでもミニバンでもそうなっちゃうんです。)

しかし、いざ発売してみると世の中で支持されたのはわかりやすい『押し出しの強さ』や『高級感』、そして荷物がたくさん載る『収納できる3列目シート』だったのだと思います。
(エリシオンはあの大きさにしてびっくりするほど荷物は載りません。
真面目に軽自動車のが載るくらいです。)

慌ててマイナーチェンジを繰り返したり、プレステージを追加してみたりしても最初の認知度が低かったのがわざわいしたのか焼け石に水でしたね。
(いい車だと思うんですけどね、ほんとに。)

人気の無さによって先日のマイナーチェンジが最後になるとかならないとか…。
次期モデルも出るとか出ないとか…。
(たぶん出ないでしょう。)
当然現行モデルでオットマン付きは出ないでしょう、残念ながら。