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　ご質問の「マツダ ボンゴバン」と「日産 バネットバン」は完全に同じで、ネームプレート違いです。しかしOEM車のばあい、一般に製造元側の方が、車種が豊富です。これは販売量の違いから来ています。

　たとえば「日産 モコ」と「スズキ MRワゴン」の場合、モコには６車種（３グレード×２駆／４駆）ですが、MRワゴンの場合、１２車種（６グレード×２駆／４駆）です。一方、「日産 セレナ」と「スズキ ランディ」では、セレナが18車種に対し、ランディはわずか4車種です。

　「ボンゴ／バネット」と「モコ／MRワゴン」の差違は、販売量と販売会社の競合程度の違いによるものです。モコ／MRワゴンでは、軽自動車の販売に手慣れたスズキの方が販売量が多く、多くの車種を取り扱えるのに対し、日産は販売会社での販売量拡大のためにそろえているので、車種を限定していると思われます。また日産とスズキの販売会社間での競合を防ぐ狙いもあるとおもわれます。

　その逆が「セレナ／ランディ」で、普通車の販売に手慣れた日産の方が、多い車種を持っています。

　一方、ボンゴ／バネットでは、マツダと日産の販売会社間での競合は比較的少なく、車種が非常に多いため、販売車種数に差がないと考えられます。

　このようにOEM車のばあい、性能差より、車種数の差をつける例が多いです。なお車種数に差がある場合、同グレードでも微妙に価格差がありますので、ご注意された方が、いいです。

　ご参考になれば幸いです。