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燃費計は走行中に於いて実走行距離と実燃料噴射時間（＝燃料使用量）で計算されます。簡単に言えば「走行している時だけ正しい」と云えます。実際はアイドリング時に燃料を消費しますが走行距離は零ですから、無限大の消費に為ります。またエンジンブレーキで走行している場合は燃料カット機構が働きますから走行距離は延びても燃料消費は零です。燃費計には二種類の方法があり、オドメーターを零にリセットした時から現時点までの全走行距離と全燃料噴射時間から計算するトータル燃費計と、走行中の一定時間での距離と噴射量から計算する瞬間燃費計が有ります。しかし両方とも計算方式は同じですから全走行でも瞬間燃費でも、その計測時間内での平均値しか計算は出来ません。そう云う意味では満タン法でも正確な燃費を測定するのは無理で、正しく測るなら走行中のみの燃料流量計で測る必要が有ります。一番実測値に近い数字が出るとすれば、アップダウンの少ない高速道路を長距離走った場合が実測値に近い数値が出ます。しかしこれはメーカーが国交省に提出する測定法とは方式が違っているので、一般燃費とは云えません。従って燃費計はあくまでも目安としか為り得ませんが、日々の自分の運転状況を確かめる為には使えると思います。