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真剣に悩んでいるみたいなのでショックを受けるかもしれませんが、なるべくわかりやすく回答します。


ロータリーエンジンは個体差、つまり「当たりはずれ」の大きなエンジンです。これはメーカーも認めています。

簡単に説明すると前後ローターの重量差、エキセントリックシャフトのバランス取りの精度の差が性能の差になって表れてしまいます。この精度を上げればパワーのある、燃費のいいエンジンになりますが、メーカー新品もしくはマツダリビルトエンジンはバランス取りはなされていません。規定値で組み上げただけですね。

当然、個体差となって表れてしまいます。

本来でしたらメーカーで出荷時からパーツを選定してバランス取りされていれば理想ですが、メーカーでこれをしたら新車価格が跳ね上がってしまうでしょうね。人工もかかりますし、不良在庫の山になってしまいますから。

このバランス取りをしていたのが、かつてのマツダスピードリビルトエンジンや、オートエクゼファインチューニングエンジンです。多少値段は高かったもののパワーがあって燃費も良かったので好評でしたが、現在はラインアップされてないですね。

上記のエンジンの個体差についての内容は先代のRX‐７マガジンNO,２１に詳しく書かれています。また、オートエクゼのホームページでも詳しく書いてありましたね。現在は閲覧できませんが・・・


改善方法は残念ながらありません。エンジン本体の精度の原因ですから、エンジンをオーバーホールしてバランス取りをするしかないですね。


余談ですが、私はこの「当たりはずれ」を身をもって経験しています。

私はRX‐７(FD３S）を新車で２台購入しましたが１台目と２台目で燃費は全く違いました（笑）

１台目は街乗りでリッター７キロは走りましたが、現在所有する２台目はリッター５キロがやっとです（笑）

・・・最初、ビックリしましたよ。あとから買った方が燃費悪いんですから（笑）


また２０００回転以下では全く加速しないとの事ですが、ロータリーエンジンは構造上低速トルクが細いので仕方がありません。ロータリーエンジンは燃焼効率は３０００回転が中心で、これ以下ですと補正がかかります。特に２０００回転以下ですと何重にも補正がかかりますので返って燃費も悪化します。燃費の事だけ考えるなら２０００～３０００回転ぐらいが効率はいいですね。ですからディーラーの方が言っているのは本当です。


最後に私のアドバイスとしては、今すぐではないでしょうが、オーバーホールの時に信頼のおけるショップで、きちんとバランス取りをしてエンジンを組んでもらえばいいと思います。

・・・ディーラーでマツダリビルトエンジンをそのままの載せてはダメですよ（笑）