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スマートKを所有していますが、フルフラットにはなりません。そもそも、助手席がリクライニング不能です。
前側に倒すことは出来ますが、乗車状態での背もたれの角度は固定です。運転席側は、ダイヤル式
リクライニングが備わっていますが、一番寝かせてもせいぜい座椅子程度の傾きまで。

ヨーロッパ製の乗用車の例に漏れず、ハイオク専用車です。ヨーロッパで一般的なガソリン燃料の
オクタン価が94であり、それが日本の規格のレギュラー（同89以上）では満たすことが出来ないため。

一応2ペダル式のオートマチックですが、中身はクラッチ制御とオートセレクトになったマニュアルトランス
ミッションなので、一般的な日本のオートマチックのようなクリープ現象は全く発生せず、また、坂道
発進する時にはマニュアル車と同様にブレーキ併用していないと、ずり落ちます。故に、日本車の
オートマチックトランスミッション車のつもりで運転しようとすると思いっきり面食らいます。

時速40kmまでの発進加速は完全に日本製軽自動車（NA）に負けます。トルクコンバーターを
持たないが故に発進時のトルク不足が生じる為もありますが。また、中身はマニュアルタイプなので
変速時には、アクセルをきちんと戻す所作を行わないとシフト時のショックが盛大に発生します。
しかし、一度加速状態になってしまえば時速40kmからの追い越し加速はかなり暴力的なレベルで
実現されます。リヤエンジンなので加速すればするほど動輪が踏ん張れる事も影響してるでしょう。

極端な話、マニュアル車の運転経験のない人だと、ありとあらゆる事が面食らうシロモノです。

燃費に関してはマニュアル車と同等に、定常運転をすると思いっきり燃費が良くなります。
スタッドレスタイヤという燃費が悪くなってしまう物を履いた状態で、晴れた東名高速道路を
時速90kmで巡航した時、1リットルあたり25kmの燃費記録を出しました。ノーマルのタイヤであれば
高速道路巡航で30km近い数値は堅実に発揮できると思います。

1500ccの乗用車で10kmを割り込むような市街地を主体にしたシチュエーションでの燃費は概ね
12～14km位です。

純正ノーマルタイヤはコンチネンタルのEcoタイヤですが、思いっきり硬くできているので、アスファルトの
微妙な凸凹も伝えるような感じで乗り心地はあまり良くないです。純正リヤタイヤと同じサイズなら、
横浜よりDNAdBで出ていますので、交換してしまった方が良いです。

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正規代理店が販売したスマートKであれば、ルーフが黒色のプラスチック製なので、これが日本の
夏場ですと思い切り太陽光の熱を吸収し、炎天下ですと生命の危機となる場合があります。

エアコンは、ディーラーで完全に整備された状態であっても、全く能力不足です。夏の炎天下で
雪隠詰め渋滞に巻き込まれたら、エアコンに頼って窓を閉め切っていると健康上大変危険です。
エアコンに見切りを付けて、窓を全開状態にしていれば問題ないんですけど、見てくれは悪いで
すね。

小生は身長181cmであり、天井と頭の隙間はかなり厳しいので、生命の安全を確保する為に
ルーフを真っ白に塗ってしまいました。結構効果的です。

しかし、ミニクーパーの真似をしてるなどと中傷を受けた事もありますが。

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ホイールを固定するボルトのサイズが１５です。この１５と言うサイズは、日本のホームセンターなどでも
ソケットは滅多に売ってないサイズです。JAFのロードサービス隊も携行してない珍しいサイズです
（笑い事ではありませんが）。

スペアタイヤは装備してませんが、少なくとも１５のサイズのソケットレンチを常備しておくと、緊急時に
あわてなくて良いです。

そんな状態ですので、カーショップなどに売られている十字レンチでは15のサイズは存在しません。

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エンジンオイル交換時にも慣れたショップでないと思い切り面食らわれます。なにしろ、オイルドレイン
ボルトが付いてないんですから。上抜き専用です。「上抜きだと綺麗に吸えないからダメだ」とか
言われますが、スマートでは仕方ありません。下抜きするためのドレインがないのですから。