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プリンタの修理屋です。

この機種はランプの点滅の仕方とブザーの鳴る回数でエラー内容を表示します。
そのあたりの詳細がわからなければ手の打ちようがありません。

ただ、この機種の故障の場合、カートリッジ不良の確率も非常に高く、機械的な異音なども出ていないようですし、カートリッジを交換すると直るかも知れません。
カートリッジはブラックのＢＣ－３０ｅとカラーのＢＣ－３１ｅの２つがあったはずですが、どちらか、もしくは両方が不良である可能性があります。
この当時のカートリッジは現在のヘッドに比べると、短命な設計でした。
定価での計算ですが、ＢＣ－３０ｅは４，３００円で、１，１００円のインクが付属しています。差引３，２００円がヘッドの代金です。
カラーのＢＣ－３１ｅは４，８００円で１，０００円のインクが３つ付属しています。差引１，８００円です。
このシリーズとオーバーラップしてＢＪ Ｓ６３００と言う機種があり、こちらのヘッドは、当時の価格で６，３００円でした。
（現在は定額修理の導入もあり、意図的に低価格に設定されています）

当時は、ヘッド寿命は約１年半等と言っておりました。ですからカートリッジ不良が一番と考えるわけです。


さらに厄介なのが、エラー表示システムが現在ほど確立されていない時代で、２つ以上のエラーが発生するとマニュアルに無いような表示が出ることがあります。
追い討ちをかけるようですが、キヤノンもサポートは打ち切っているようです。
http://repair.canon.jp/sc/html/ScxbESelectModel.jsp?i_catgL=07&i_grp=0121

９９年５月発売の機種ですので、仕方ない話ですね。
部品在庫を確認しましたが、シリーズのＦ６６００と共通の部品（機械部分）は在庫がありましたが、メイン基板や外装部品などの専用部品は供給不可になっておりました。

カートリッジを両方交換すると定価で９，１００円（税抜き）になります。
交換してもまったく無駄になってしまう可能性は高そうです。

修理などは考えないほうがよろしいかと思います。