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プリンタの修理屋です。

どのような物にも許容値があり、廃インク吸収体にも若干の余裕はあります。
約５％程度とお考え下さい。

ですから、３０．４％にもなっていてリセットのみというのは問題ですね。
ただ、オークションは、基本的に素人さん同士の取引ですから、どこまで責任を追及できるかという問題はありますね。
さらに、その状態を明らかにしているのですから、問題は無いと考えられるかも。

オークションでは、メモリのリセットだけをして、何も書かずに出品している人もいるようですから、そういうものと比べれば良心的といえますね。


ただ、その商品を覚悟の上で買う人は良いのですけど、それをさらに転売する可能性がある場合、そのことを表示せずに販売すると大変なことになるかも。
輸送中に、箱の中でインクがこぼれて周りを汚すという可能性もありますしね。


廃インク量に付いては、結構誤解されている方も多いかも知れません。
本体のコストダウンのために採用されたシステムで、トータルコストを考えると結構優れたやり方なのです。
大昔は廃インクカウンタが無いプリンタがありました。
ひとつは、インクタンク内に廃インク吸収体を仕込んであって、廃インクをそこまで戻す方法。
インクタンクを交換すると廃インク吸収体も交換されるわけです。
ただ、インクタンクは大きくなりますし、インクを戻すためのメカも必要ですから（１色ごとに独立）、非常に高い機械とインクでした。
モノクロ専用の時代は、廃インクの発生量よりも蒸発して目減りするほうが多く、管理をしていない機種もありました。


現在の機種は、定期的に交換が必要になりますけど、純正インクを使って、そこそこの印刷数であれば５年経過しても５０％前後のはずです。
非純正インクを使っている機体では平均的に早くなるようですし、印刷のたびにクリーニングが必要と勘違いしている人もいるようで、その場合は異常に早く交換が必要になります。