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残念ながらそれは基本的に出来ません。
染料インクをお使いになりたければ「PIXUS iX5000」を選ばれて下さい。
PIXUS iX5000は普及タイプとは言えコストパフォーマンスに優れてます。
しかし、満足されていない様ですので選択肢から外れます。

私事、PIXUS Pro9500 Mark IIの愛用者です。
御存知、顔料インク使用機ですが性能に満足しています。
以前のPIXUS Pro9500の欠点でもありました印刷速度の遅さも解消され
印刷の品質、奥行きの有る配色等で大変満足させて貰ってます。
質問者さんとお住まいが近ければ仕上がりをお見せしたい程です。
（当方北海道札幌市在住の職業カメラマンです）

確かにPIXUS Pro9500が発売された当時は使用可能なペーパーが少なく
当時の最高級紙でもありましたプロフォトペーパとかが使えなく
印刷の遅さも相まって正直辟易した事も有りました。
当時、使えましたスーパーフォトペーパーもイマイチの仕上がりでしたし
年賀状印刷でもグレードの低いハイグレードコートはがき、しか使えなく
富士製品の顔料対応ペーパー（画彩 光沢仕上げはがき）を使用しました。
但し「絹目調」に対しては抜群の仕上がりを見せていたのが救いです。
他、白黒印刷には抜群の品質を見せました。

※顔料インク使用の大きなメリットは耐色性も大きいです。
染料インクで印刷したプリントは保存条件にも依りますが数年程で
色褪せでしまいましたが顔料インクでプリントしたのは数年経っても
全く色褪せていない感じです。
それでも最近は染料インクでも或る程度は持つ様にはなって来ましたが
顔料インク使用には及ばないのは実情です。
確かに、顔料インク使用は染料インク使用より鮮やかさに劣る面は有ります。
しかし落ち着いた配色が期待出来ますし見た目が自然で良いです。
染料インクの或る意味派手さが押さえられている感じで好感が持てます。
更に、美しく自然な感じに、と要望されてますので尚更だと思います。
iX7000|独自の「PGI-2 Clear クリア」を用いる事で高速定着と高発色も期待出来
顔料インク使用の鮮やかさ不足も補います。

通常の普通紙とかマットフォトペーパーに印刷する分には全く問題有りません。
但し、純正の高品位専用紙はiX7000には使えませんのでこちらは注意です。
写真印刷は「絹目調」も是非試されて下さい、中々良い感じです。
尚、顔料インク使用機にはかねてから期待されてました上級ペーパーの
光沢 プロ ［プラチナグレード］は良いです、私の写真印刷専用紙です。
昔、プロフォトペーパがPro9500に使えなかった不満が今は払拭されてます。
強いて言えばこのタイプで葉書バージョンが出て欲しいと思ってます。
尚、図とかの印刷は得意分野ですし、案ずるより産むが易しかもしれません。
光沢紙と言っても光沢プロ（プラチナグレード）には抜群ですし
光沢ゴールドにも問題は有りません、絹目調なんか最高です。
仮にIllustrator出力でプリントされたら驚かれる筈です。

再び私事恐縮、Canon CPS会員（キヤノンプロサポート）に在籍してまして
事有る毎に顔料インク使用機に上位紙の開発をと要望してました。
それが光沢 プロ ［プラチナグレード］が発売される様になり満足してます。

もし予算的問題が加味されていなかったらPIXUS Pro9500 Mark IIも
お勧めしたい所です、10色インク使用のパフォーマンスは中々の物です。
ポートフォリオ印刷、等の作品印刷だと尚更だと思います。
正直、インクコストはそれなりに掛かりますが仕上がりと耐久性で
それらの諸問題は払拭される筈です。
見てくれ、が生命線となるこの生業、Pro9500 Mark IIの諸性能には
満足させて頂いてます。