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プリンタの修理屋です。

MG6130、MG6230などの６色モデルに関しては、「インク代があっという間に無くなる」という、クレームのような話はネットで多く見かけます。

たしかに、自分のところで、印刷テストをしたときも「アレッ？」と思うことは何度かありました。
そこで、似たようなインクシステムのMP990（MG6130の一世代前）でテストしたところ、フチ無し写真印刷では、43ページ印刷したところでグレーのインクが無くなって停止。（他のインクは警告も出ていませんでした）
モノクロのPDFを印刷したところ、359ページで停止しました。
ちなみに、同じデーターを使って、iX6530でテストしたところ、写真（こちらはA3）は34ページ印刷して停止。
モノクロPDFは360ページで停止。

ちなみに、同じ条件では比較できなかったのですけど、iP4500（MP610とメカは一緒）でモノクロPDFを印刷すると、600ページ程度でした。

どのデーターも連続印刷ですから、実際にはこんなに使えないとは思いますけど、BCI-320／321、BCI-325／326系のインクは、思っているほど高くないという印象でした。

私の仕事場では、１台のPCに３台のプリンタを接続しています。
以前は、iP4100→iP7500と１台で使ってきているのですけど、その時代から見ていても、インク代（トータルで）はほとんど差がありません。
一ヶ月に１本程度です（３台で１本という事）。

結局、印刷するものと印刷量で変わってくると思います。

ごく、個人的な経験値ですけど、毎日数ページ印刷しているのが一番割安なように思います。
１週間に１回くらいの使用だと、使い始めのクリーニングが念入りに行われて、そのロスが結構大きくなります。
計測することも出きませんけど、
毎日使っている場合のクリーニングロス×７＜１週間に一度のクリーニングロス
と言う感じもします。


なお、タイの洪水の影響で一部の部品が入荷しなくなり、MG6230で交換してるはずです。
インクのことを除けば、MG6230のほうが劣っている点は少ないです。
・カセットから普通紙以外の紙と給紙できなくなった。
・フォトナビシートが廃止された。

この位のはず。
カセットはさておき、フォトナビシートはメーカーの担当者でも知らなかった機能ですからね。（私は重宝していましたが）

なお、「オークションなどで新品のＭＰ610を1万円程で購入」と言うのは、現実的にはありえないでしょう。
2007年発売のモデルですし、稀に「未開封」なんていうものが出品されているようですけど、最終的には数万円に跳ね上がっていることが多いですね。
何しろ、BCI-7eシリーズの最後のモデルですから。

また、オークションで購入する場合、基本的に動作保証は無いですね。
あったとしても、返品＆返金程度では？

よほど信頼のできる相手からなら別でしょうけど、いつでもあるというものでも無いでしょうしね。