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プリンタの修理屋です。

他の回答者も含めていくつかの勘違いがあります。（こういう問題は）

まず、インクジェットプリンタはシアン、マゼンタ（ピンクではありません）、イエローの３色ですべての色を合成できますが、よく使うことから黒を装備して、４色というのが標準となっています。
MP640などの「Ｗ黒」機では、普通紙用の顔料ブラックを装備したために５色と表示していますが、実質的には常時４色と考えてよいですね。
黒インクの切替はプロパティの設定で決まりますが、写真紙や光沢紙を選択すると顔料の黒（太い黒）は使われずに、カラーインクで合成されます。
実は、モノクロ印刷のチェックを入れた場合も同様の処理になることがあり、割安のBCI-320PGBkが使われないことがあります。


次は、プリンタの仕様。
現在市販されているほとんどのインクジェットプリンタは「カラー印刷専用」です。
電源を入れた場合、いつカラーデーターが送られてきても良いように、すべてのノズルをクリーニングします。
インクは時間をおけば乾燥してノズルを詰まらせてしまいますので、長時間停止している場合は念入りにクリーニングされます。
通常であれば、ノズル付近の僅かなインクを噴射する程度ですから、コスト的にも大きな影響は無いはずですが、印刷の頻度が低い場合は電源を入れるたびに念入りなクリーニングが行われるために、相対的にカラーインクのロスの比率が高くなってしまいます。
インクジェットプリンタである以上、起動時のインクのロスは絶対に避けられません。

モノクロ専用のプリンタであれば、少なくともカラーインクのロスはないです。
昔はモノクロ専用のインクジェットプリンタもあったのですけど、売れないためにすべて廃止されました。
メーカーの策略という意見もあるようですけど、買う人がいなければ作ることはできません。

ただ、エプソンが通販モデルでモノクロインクジェットプリンタを作って販売しています。
以下のページから、Ａ４サイズ以下対応をクリックすると出てきます。PX-K100というのがそうです。
http://shop.epson.jp/inkjet/

価格を見ると判りますけど、結構な金額です。



長々となりましたが、
インクは起動時などにロスが出る。
モノクロ印刷を行うと余計にインクを消費する場合がある。


それと、取説には書いていないのですけど、プリンタドライバの設定はデフォルト（初期設定）がコストと画質のバランスがよいです。
画質をあげる設定にすると、インクは大量に消費します。
速度を上げると画質は落ちていきます。

メーカーもいい加減な設定で作っているわけではありません。