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プリンタの修理屋です。

歴代のラインナップを並べたのでしょうけど、間違えています。

正しくは「MP600」→「MP610」→「MP630」→「MP640」 です。

原点からだと、
「MP770」→「MP500」→「MP600」→「MP610」→「MP630」→「MP640」

今のPIXUSシリーズは普通のプリンタが 「iP」シリーズになったときに構造が大幅に変更され、ほぼ現在に至っています。

時代によってポジショニングが変わった時期もありましたけど、
PIXUS iP4100と同時にデビューした MP770 が原点と考えてよいです。
MP770はフィルムスキャンが可能な５色モデルでした。インクの数は少ないですけど、現行のフラッグシップと大差ないスペックですね。
で、次の世代はMP500とMP800に分かれたわけです。大きな差はフィルムスキャンができるかできないか。

その次の世代で、MP500→MP600、MP800→MP810となったのですけど、エントリーモデルとしてMP510が追加されました。
MP510は形式を見て、MP500の後継と勘違いされる人が多いのですけど、構造的にもまったく関係ありません。

で、MP510→MP520となり、少し休んでMP540として復活しました。
MP540は、自動両面とCD-R印刷ができないというポジションは守ったのですが、フロントトレイがカセットへ、４色インクが５色へと進化しました。
MP620はMP540に無線LANをつけ、MP630の外装を身にまとったモデルだったわけで、実はMP630とはヘッドも違い印字速度はやや遅かったはずです。


他のラインナップですけど、MP500→MP600→MP610となり、インクの変更と構造の大幅変更でMP630→MP640となっています。
このときの構造の大幅変更は、MP770のときとは異なり、ユーザーの使い勝手に変化が無いので、ただ小さくなたっと思っている人が多いのでしょうね。
MP770以前は自動両面が無かったり、あってもオプション。CD-R印刷はトレイガイドを取付けて行うスタイルでした。

修理サイドから見ると、MP770よりもMP630のほうがショッキングでしたね。