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背景をぼかした撮影方法は、

焦点距離はなるべく望遠にして（焦点距離の数値を大きく）
絞りはなるべく明るく開放にして（絞りF値の数値を小さく）
背景と被写体の間の距離はなるべく遠くなるように配置して、被写体にはなるべく近づいて撮影します。

なのですが、リコーCX5のレンズの焦点距離は、35mm判換算画角でこそ28～200mmですが、実際の焦点距離は4.95～35.4mm。
いちばん望遠にしたときの絞り開放のF値はF5.2。
つまり、いちばん望遠、絞り開放で、35.4mmF5.2 という値に過ぎません。
これで背景のボケた写真を撮影するのは、実はかなり困難です。
先に書いたように、被写体と背景の配置に気を使えば撮影できなくもありませんが、状況が限られてしまいます。
コンデジで背景のボケた写真は難しいです。

そういう撮影に長けた（撮影しやすい）カメラ、となれば、第一にセンサーの大きなカメラ。

35mmフルサイズセンサーを搭載した高級一眼レフ
（ニコンD4、D800、キヤノンEOS1D、EOS5Dシリーズなど）
が最もボケを出しやすいです。

次いで、APS-Cセンサーを搭載した一眼レフ中堅・入門機、ミラーレス一眼。
（ニコンD7000、D5100、D3100、D3200、キヤノンEOS7D、kissシリーズ、ソニーαシリーズ、NEXシリーズ、ペンタックスKシリーズなど）

次いで、フォーサーズセンサーを搭載したオリンパス・パナソニックの一眼レフ・ミラーレス一眼。
（オリンパスEシリーズ、PENシリーズ、パナソニックLUMIX Gシリーズ、GFシリーズなど）

この順でボケが出やすくなります。
値段的に手を出しやすいのは、一眼レフ入門機やミラーレス一眼でしょう。

ニコン D5100、D3100、D3200
キヤノン EOS kiss X4、EOS kiss X5
ソニー NEX-5、NEX-5N、NEX-C3
オリンパス E-P3、E-PL3、E-PM1
パナソニック DMG-G3、GH2、GX1、GF5、GF3
このあたりが候補になるでしょう。

そのカメラに、なるべく明るい（レンズの型番にあるＦ値が小さい）レンズを装着すれば、簡単にボケを出すことができます。
たとえば、
キヤノンEOS kiss X5 に EF50mmF1.8、EF35mmF2、EF85mmF1.8 などを着ける。
ソニーNEX-5N に E 50mm F1.8 OSS を着ける。
オリンパスE-PL3に パナソニック20mm F1.7を着ける。などなど。
候補はいろいろあります。

とりあえず、一眼レフにするか、ミラーレス一眼にするか。
それが決まれば、どの機種にするか。
まずはカメラを決めてしまいましょう。
大きさやデザインで決めてしまってかまわないと思います。

カメラが決まれば、次にレンズ。
まぁ、レンズはカメラが決まってから考えれば良いでしょう。