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プリンタの修理屋です。

エプソンは専門外ですけど、考え方が逆ですね。
レーザープリンタを使うのでしたら、それに会う用紙を探すというのが普通に事です。
プリンタというのは決められた養子以外には対応していないものですから、非対応の用紙を使えば問題が起こって当たり前ともいえます。

「コクヨの一般的な振替伝票」・・・こういう考え方も問題ですね。
多くの品揃えを誇るコクヨでも振替伝票というと種類は限られるようですね。
「テ－１０Ｎ」の辺りでしょうか？

ざっくり調べてみましたけど、手書き用の伝票ばかりですね。
上のほうを糊で綴じて、１枚づつ手で剥がして書いていくだろうと思いますが、剥がすときにフチに僅かに糊が残ったり、フチが曲がったり丸くなったりします。
そのため、給紙の時点で不安定になり紙を送るタイミングがばらついてしまうのでしょうね。

これは、どんなプリンタを持ってきても基本的に変わらないでしょう。


さらに、ズレるというのは、伝票に印刷されている枠に対して文字がずれるという意味ですよね。
これはいろんな要素があり、Excel の使い方の可能性もあります。
セルごとに書体（フォント）を指定できるのですけど、「MS P ゴジック」等の書体の場合、文字によって文字のピッチが変わってしまいます。
同じ文字列であっても、書体を変えると長さが変わってしまいます。
逆に、同じ文字数でも文字によって長さが変わります。

たとえば、「ＩＩＩＩＩ」と「ＷＷＷＷＷ」と言う感じ（おそらくアイが５津のほうが短く見えるはず）



プリンタの対策で、可能性があるとしたら、１枚づつ手差し給紙が出来る機種を買うことです。
キヤノンになりますけど、LBP3300、LBP5050のあたりは出来ます。（どちらもＡ４機です）
正面に紙を入れる薄い給紙口が開いていて、そこに用紙を差し込むとローラーで引き込んでくれて規定位置まで取り込んでくれます。


ただし、横方向（左右方向）の位置ずれというのは考えられませんね。
一般的に、横方向のズレは紙のセット方法の問題というのが多いです。（もしくは、上の説明のようなフォントの問題とか）

位置合わせはプリンタで行うのではなく、ＰＣのソフト側で行うのが普通です。



話をぶち壊す感じなのですけど、どうしてコクヨの振替伝票を使うのでしょうか？
「ヒサゴ」と言うメーカーはコンピューター伝票では大手で、コクヨ以上に品揃えは多いです。
１種類でしたが、プリンタ用の用紙もありました。
http://www.hisago.co.jp/Search/detail.asp?id=GB2101


ただ、専用ソフトを使わずに、Excel で作っているというのでしたら、経理の実態は手書きベースという事なのですよね。
だったら、Ａ５のコピー用紙を買って、Excel で罫線を入れて体裁を整えて印刷してしまえば用が足りるのでは？
角に捺印欄を作っておき、印刷後に捺印すれば伝票として通用すると思いますけど・・・・

安く済む可能性もありますし、位置ズレの心配はなくなります。


追記 ： ほぼ、予想はしていた事情ですね。
ファイリングの都合とかは、譲ってもらえないことは多いですね。

ただ、対応していない用紙に対して「相性の良いプリンタ」と言われても、誰も答えることは出来ません。これも現実です。

LP-8900がスムーズに使えていたのは、機械が出来た時代の問題は大きいでしょう。
一番大きいのは、印字速度が遅かったことと、各部分にお金をかけてつくることが出来たという事です。
印字速度が遅いと、最初に紙を引き込むときもゆっくりになり、紙送りのばらつきは小さくなります。


根本対策ではありませんけど、２つほど提案を。

ひとつは、LP-8900の修理です。
まだ、修理対応してくれますので、直してもらって使うという方法はあるでしょう。
http://www.epson.jp/support/shuri/04_printer_page_mono.htm

機種次第ですけど、新品のＡ３プリンタよりは安く仕上がるのでは？


もうひとつはインクジェットプリンタに切り替えること。
後トレイを持っているプリンタに限られますが、こういう特殊な用紙に印刷する場合はインクジェットプリンタのほうが上手くいくことがあります。
「水で滲むから駄目」といわれたらそれまでですけどね。