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まず、最初に注意しておくことはカメラの背面液晶は実際に撮れた写真よりも、鮮やかに表示する傾向があります。その点は念頭に置いた上で、この後の文章を読んで下さいね。

Adobeの製品、とくにLightroomはAdobe側で用意した表示設定が適用される仕組みになっています。そのため、カメラメーカーが考えている色合いとは異なる色合いを表示することが少なくありません。Adobe Lightroomではプリセット設定をカメラに合わせて作りこむことで似たような色合いを実現させることが出来ます。そのため、メーカー製のRAW現像ソフトを使わない場合で、メーカー製のソフトや、カメラの背面液晶と同じ色合いを望むには、そのメーカーに合わせてプリセットを作りこんであげる必要があるんですね。

また、モニターやプリンターの色合いについてはカラーキャリブレーションという作業を行ってあげることで色あわせを行う必要があります。これを行っていない場合、それぞれの色合いがバラバラになってしまうので、結果として、撮影から、現像、プリントがすべてバラバラの色合いになってしまって色の予測が付かない・・・なんてことになります。

そのため、Lightroomのプリセットの作成、モニターのキャリブレーション、その後プリンターのキャリブレーションを行って、色の調整をしっかり行うことが大切ですね。ちなみにNikonのRAW現像ソフトCapture NX2を使えばLightroomのプリセット作成を省くことが出来ますし、Nikonのデジタル一眼レフ特有の機能を設定することも出来るので、D300で撮った画像に近いものを期待するのなら、RAW現像ソフトを変えるというのも選択肢の一つだとは思いますよ。