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本来、回線速度と通信速度は別物なのですが、回線速度を強調した誇大広告に騙される人が続出しています。

光は距離による減衰が少ないので、契約の帯域（回線速度）を確保し易いのですが、帯域とは別の要因で通信速度が制限されるので、帯域を増やせば増やすほど通信速度が上がるわけではありません。

その要因とは、PCとサーバー間でデータ転送する時に起こる僅かな遅延です。この遅延が影響して、光のような100Mという帯域（回線速度）を用意しても、場所によりますが、通信速度は皆さんが考える程出ません。局舎に近ければ、ADSLの帯域幅で対応できる速度ですので、光100Mですと帯域は大幅に余ります。

また、サーバーが東京に集中している関係で、東京から離れると遅延が大きくなり、速度が出にくくなります。


もし、スピードが出ているところが見たいなら、ご利用の回線業者が用意するスピードテストで、なるべく近いサーバーを選択して計ってみて下さい。良い速度が出ると思います。回線業者は顧客満足用に速度がでるよう、同一ネットワーク内の条件の良い所に、それ用に調整されたサーバーを用意しています。

ですが、その速度はあまり意味の有る物ではありません。通信速度はサーバー毎に変化し、普段アクセスするサーバーではそのような良い速度は出ていません。スピードテストサイトの速度は、ただの見せかけ速度です。常時出ている速度ではありません。必要でもない回線を引かせている事に気付かれないようにする仕組みです。