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Dolby TrueHDとは、簡単に言えば５．１CHの音声をより良くする為の規格みたいなものです。もっと分かりやすく言えば、「より高音質で録音しておきましたよ～」ということです。カタログの表現を使えば、「次世代のためのロスレス技術」「高品質」「完全に再現」「ハイクォリティ」という表現が実際にありました。色々書いてありますが要はより高音質ですよというだけのことです。でも、このような規格は過去いっぱいリニューアルされてきました。なので、いくら追っていってもきりがないですよ。また新しい規格がどんどん出てきます。ある程度の大きな境界線がありますのでそれ以上になるとどんぐりの背比べになります。私としては、５．１CHかどうかが一番大きな境界線だと思いますし、あとはDTSに対応しているかどうかが次に大きな境界線だと思っています。そして現在ではほとんどが対応しておりますし、HTP-S717ももちろん対応しております。そんなことよりも重要なのはどれだけ原音を忠実に再生できるアンプやスピーカーを使用しているか、です。そちらの方がよっぽど重要です。そう考えると古いものでもいいものはいいです。そしてマニアになればなるほど、２CHにたどり着きます。２CHの方がよっぽど基本に忠実で満足できる音質だからです。音質のみにこだわってます。いっぱいチャンネルがあったり、新しいものがいいと思うのはどの世界でも同じですが素人考えというものです。例えば、新車の、色んな機能が付いたカローラよりも10年以上前のセルシオの方がよっぽど満足できますし、新製品で出たスリムなデジカメよりも数年前の一眼レフの方がよっぽど満足できるというのと同じかなと思います。ホームシアターも同じで、最近出た10万円のセットよりも、20年前の10万のアンプと10万のスピーカーの方がよっぽど満足できると言う場合が多いです。ですから、新しい機能や規格よりも、基本となる性能がどれだけ高いかの方がよっぽど重要だと思います。もちろん性能を上げる方がよっぽど開発費もコストも段違いにかかります。単なるCDプレーヤーでも20万のものも50万のものもあります。何も機能はついておらず、シンプルなものですがやはり音は全然違い、まさに感動的な音です。そう考えると、セットものはしょせんおもちゃみたいなものですので何を買っても同じかなと思います。まさにどんぐりの背比べです。HTP-S717では残念ながらプレーヤーの差を体感できる程の性能は備えていないと言えます。だからと言って、初めから高価なものはどうかとも思いますので、とりあえずHTP-S717でしたら５．１CHもDTSも対応してますのでこれでいいと思います。プレーヤーも何でもいいです。レコーダーでもいい位でしょう。これからだと、ブルーレイレコーダー(例えばディーガ)等が便利でいいかなと思います。それからおもちゃといいましたが、10万クラスでしたらある程度は満足できるかなとも思いますし、バランスからいけばこれがベストバランスかなと思いますよ。ブルーレイプレーヤーを買うのは、ホームシアターセットを単品で揃えられるようになったらで良いと思いますよ。