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TRV-88SEはKT88を使用したPP(プッシュプル動作)アンプで､キットではありませんし、PPですから最大出力も45W＋45W(AB級動作 の固定バイアス)です。
対してTU-879は6L6GCが基本のシングルアンプ純A級動作のキットです。自己バイアス方式なのでKT88 KT66 EL34などの真空管と交換ができるタイプですから、少々比べるのにはステージが違いすぎる２台ですね。
私はTRV-35SEとTU-879Sを現在使っています。TRV-35SEはTRV-88SEより前に出たアンプで出力管にEL34(6CA7)を使っていますが出力管と抵抗の定数以外はほぼ同じアンプです(音は違いますよ。TRV-35SEは出力管がEL34ですから)

どちらかを選べといわれれば､TRV-88SEです。特にスピーカーがJBLでジャズとくればなお更です。スピーカーをドライブする力はPP動作のTRV-88SEの方がありますし、トランスの大きさなどを考えても量感とか艶とか力強さとか低域の力などは上回ります。ジャズの大編成や交響楽をボリュームを上げて楽しみたいならTRV-88SEだと思います。
また、出力管にKT88を使ってジャズをJBLで聞くのは定番といえば定番ですね。

追記。
誤解の無いように言っておきますが、TU879Sはいいアンプですよ。TRV-88SEもそうですが価格を考えるととても安いと思います。私はもともと付属している6L6GCの音は好きではありませんが、350BやKT88 KT66(全て現行球)だと、全然違う雰囲気が楽しめます。
組み立てですが、まったく初めてでもきちんと説明書どおりにやれば組み立てられます。エレキットやサンバレー(キット屋)などの大手のキットはアフターも親切ですよ。