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私はJBLが好きで、4312Mの他にもS400（20cm）と4307（25cm）、4312A（30cm）を持ってます。
4312Mはトーンをいじろうが、アンプを変えようが、基本的に低音が出ません。
ブランドもカッコもいいだけに残念なスピーカーの一つです。

しかし、20cmのS400でも遥かに豊かな低音が出ますし、4307でも床が揺れるほどなので、あえて低音を痩せさせた感があります。

というのも、今は廃盤のようですが、4312Mと同時発売されたBASS8というサブウーハーがありました。
http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/bass8.html

当初は4312Mの3本セットがあったくらいですから、元々はピュアオーディオ用と言うより、ホームシアター用として開発されたのだと思います。
それで、元々これらと組むことを想定して、あえて低音を抑えめに設計されたのかもしれません。

しかしフタを開けてみると、その風貌からピュア好きから注目をされた挙げ句、低音が出ないとコケにされたという不幸なモデルが4312Mだと想像しています。

今はピュア方向に営業戦略が変わったようで、BASS8廃番後にモデルチェンジした4312M2はドライバが変わり、単体でのバランスがとられてずいぶん低音が出るようになったらしいです。

4312Mのサイズを超えた前に出るパワフルな中高音は捨てがたいものもありますので、ヤフオクでBASS8を探してみるのもいいかもしれません。

他、JBLなら4305Hはいいですよ。

低音を気にするなら、やはり箱が大きいに越した事はありません。
低音パートの楽器でも図体でかいのと同じです。
本来のJBLなら30cm以上をお奨めしたいところですが、日本の住宅事情では4305Hがギリギリのでかさかと。
ウェルバランスだと思います。