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両方とも，それぞれに劣化していると思われます。
率直に言うと，アンプもスピーカーも，修理してまで使い続けるほどのものではありません。
用意できるご予算の範囲で，両方とも買い直した方が良いと思います。

アンプの方は，専門修理業者に依頼すれば，新品時の性能を取り戻すことが出来ますが，同等以上の性能の新品アンプを換えるくらいの修理代がかかります。

お手持ちのアンプが「AU-α907**」であれば，「専門修理業者に依頼して修理するのも有力でしょう」と申し上げますが，607ですと，買い換えをお勧めします。

何故かというと，アンプの修理代はほとんどが人件費ですので，907 (当時の定価が30万くらい) と 607 (当時の定価が9万円くらい) で，修理代が変らないのです。
修理代は，『完全に修理』した場合は5万円から10万円くらいですが，こればかりは「中身を見ないと」何とも言えません。

下記は，技術に定評のあるアンプ修理専門業者のAU-α907の「完全修理」の事例ですが，

「Ａ． 修理前の状況
こいつの調子が悪くなり始めたのは半年ほど前のことでした。片チャンネルから全く音が出なくなったり、 ひどいノイズが音に乗るようになりました。17～18年ほど前に、21歳の学生の頃、清水の舞台から飛び降りる気持ちで バイト代をつぎ込み足りない分はローンを組んで買い求め、以来人生の半分近くを共に過ごしてきたアンプです。 「とにかくこの子を直してやってください」という気持ちです。

Ｂ． 原因
経年変化による各部劣化

Ｆ． 修理費 １５０，０００円＜＜オーバーホール修理＞＞
http://amp8.com/sansui/a907/au-a9072.htm

※ この修理業者で「オーバーホール修理」というのは「出来ることを全てやる完全修理」という意味合いです。
下記で説明されています。
http://amp8.com/etc/annai/makeamp.htm

907が10万円で「新品同様」になるなら割が合いますが，607を10万円で新品同様にするより，10万円で新品のアンプを買った方が良い・・・ということになるのはご理解頂けますでしょうか。

現在ですと，実売価格10万円プラスアルファでこんなアンプが買えます。

DENON PMA-2000SE
http://kakaku.com/item/K0000041039/
最安価格（税込）：¥116,500

マランツ PM-15S2
http://kakaku.com/item/K0000040885/
最安価格（税込）：¥114,500

ヤマハ A-S1000
http://kakaku.com/item/20489910114/
最安価格（税込）：¥112,250

この辺のアンプを新品で買うことをお勧めします。
907がアンプ修理専門業者の手で『新品同様の性能」になれば，上記のアンプの性能を上回りますから，修理する価値があります。
ですが，お手持ちの607と上記のアンプを比べるのは止めた方が良いでしょう。

恐らく「20年前のバブル期の名残の時期のアンプは，現在の定価２倍のアンプに匹敵する」と力説する人が書き込んでくると思いますが，残念ながら，経済原理上，そんなことは有り得ません。

そのことは，質問者さんのお持ちのAU-α607DRやその前後の607が，ヤフオクでどのくらいの値で取引されているかをお調べになれば分ります。

http://megalodon.jp/2011-0123-0152-59/page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d113232332「サンスイ SANSUI プリメインアンプ AU-α607MR」 (未整備品。音は出る。外装は綺麗)
入札43件 落札価格 33,334 円
です。
出品されていた個体の画像を画像を貼っておきます。
オプションであったサイドウッド (定価14,000円) も付属し，程度の良い個体のようです。

AU-α607MRの仕様
http://audio-heritage.jp/SANSUI/amp/au-alpha607mr.html

DRが1991年発売，MRが1995年発売で，MRの方がだいぶ新しいのですが，ヤフオクの評価がこのくらいなわけです。

質問者さんも，お手持ちのAU-α607DRをヤフオクに出して，アンプ買い換え資金の足しにするのが良策かもしれません。
現状で「音が出る」のは間違いないようですので，外観がきれいなら２万円程度の値がつくと思います。