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防音をしないと、本来の力は発揮できないと言っておきます。
やはり騒音問題が大きいです。
気にしないのなら別ですが…かなり外への漏れはありますよ。

大型になれば、ユニットを振動させるにはそれなりに出力が必要で、
そうするには結局、ボリュームを大きく取る必要があります。
すなわち、防音対策を施さないと、まずは家族全員に迷惑がかかり、
そして、マンションなどではよほどの防音を施さないとキツイですね。

一軒家であっても、大型スピーカーで十分な音量を取り、防音をしないと、
そのまま家に出て、確かめてもらうとよくわかりますが、
１０ｍほど家から離れたとしても、余裕で音漏れがしていたりしますよ。

6～10畳程度の部屋であれば、KEFのiQ30で十分です。
iQ90クラスになると、20畳ほどは欲しいところ。


全然違うスピーカーで、かなり昔になりますが、
JBLの4343を１２畳の部屋に入れ、アンプはアキュフェーズでしたが、
ボリューム位置を１０時にしただけで、
家は軽量鉄骨でしたが、ビーンビーンと震えてしまっていました。
それだけ、大型スピーカーの振動と音圧はすごいということです。


-補足-
何か勘違いを生んでしまったようなので補足。
大型スピーカーはボリュームを小さく取っても、音痩せはしにくく、
小型スピーカーは低音が足りない為、スケール感を出す為に音量をそこそこ大きく取ったりします。
しかし、小型で無理矢理低音を引き出そうとすれば崩れます。
特性上ではなく、物理的に無理です。

とはいえ、やはり大型ユニットなりのスケールと豊かさを十二分に出すには、
ボリュームを十分に取ってやる必要があります。
これは体感上であって、特性うんぬんや設計上の話ではどうにもなりません。

…ボリュームを小さく取る、大きく取るという言葉自体が、
やはり誤解を生んでしまうんでしょうか。
アンプによってそのボリューム位置は変わってくるので、
音量をそれなりに大きく取る必要があると言い換えておきます。

能率が高いから、音量は取りやすいですが、
そのポテンシャルを引き出す音の大きさはそれなりに必要。
そして大きなサイズのトールボーイは、
部屋のサイズによって音像定位が取りにくいです。

…騒音を気にしている＝それなりの音量で聴きたいという事ですよね？
要は、そのスピーカーを最大限生かせないって事で、お話しました。