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『FU-Z30CX-W』と『FU-Y53CX』の違いに付いて

・53はホコリ・ニオイの2つのセンサーが搭載されています。30はホコリ・花粉などは感知しません。花粉症対策には53をおすすめ致します。
・53は10年耐用、30は2年耐用フィルターを採用しています。この違いは大きいと思われます。
・53は高性能抗アレル物質、ウイルス制御、制菌HEPAフィルターを搭載しています。30は一体型フィルターで脱臭と集塵を行います。
・53はプラズマクラスターシャワー運転を搭載しています。これは高濃度プラズマクラスターを60分間放出し、空気の汚れを素早くきれいにする機能です。
・53のみにインバーターが搭載されています。ファンモーターを効率よく運転することによって省エネと、運転音低減に効果を発揮します。

このように53と30を比較致しますと、53の方があらゆる面で優れていると言えるでしょう。特に2年毎にフィルターを買い換える30はフィルター代金も考慮しなければなりません。

・空気清浄機で特に重要な部分を比較してみます。

『FU-Z30CX-W』
・空気清浄適用床面積13畳
・プラズマクラスター適用床面積8畳
・最大風量・3.0m3/分
・清浄時間・8畳を約21分

『FU-Y53CX』
・空気清浄適用床面積24畳
・プラズマクラスター適用床面積14畳
・最大風量・5.1m3/分
・清浄時間・8畳を約12分

このように基本性能も53が優れています。最大風量も清浄時間も大きな差があります。シャープの場合はプラズマクラスター適用床面積も設定されていますので。空中除菌効果を発揮する為には、プラズマクラスター適用床面積に余裕がある方が良いでしょう。
『FU-Z30CX-W』と『FU-Y53CX』で比較した場合は圧倒的に『FU-Y53CX』の方が高性能です。

＞それと空気清浄機を購入するなら､やらりプラズマクラスタ－が､いいのでしょうか？
象印､サンヨーなどでは１万円以内で買える物もあったので迷っています｡

・プラズマクラスターが圧倒的に良い。と言う事はございません。空気清浄機の基本は集じんフィルターで空気中のホコリ・ハウスダスト・カビ・細菌・アレル物質・花粉などを取り除き、脱臭する事です。
各メーカーが発表している除菌技術は空気清浄機の「付加機能」です。花粉症対策として空気清浄機をお探しの場合でも、除菌技術で選ぶ前に、まず基本性能で比較して下さい。

・まず、空気清浄機はどのメーカーであっても「適用床面積」に余裕がある製品を選んで下さい。

・「適用床面積」とは、規定の粉じん濃度の汚れを、30分で清浄できるお部屋の広さを表しています。（天井の高さは2.4㍍で算出）

・適用床面積をチェックした後は、カタログやメーカーホームページに記載してある、「最大風量」「清浄時間」を比較して下さい。

・最大風量とは・・
この数値が大きいほど空気をより素早く吸い込めることになります。例えばカタログなどに「６.0m3/分」という風量であれば、1分間に６.0m3の空気を吸い込める性能があると言う事です。

・洗浄時間とは・・
この部分も重要になります。一般的に「8畳を約◯◯分」とカタログに記載されています。空気清浄機を価格などで迷ってしまった場合にはこの部分も比較して下さい。空気清浄時間が早い方が清浄能力が高性能となります。

・フィルター性能も重要ですが、現在各メーカーほぼ100％の捕集性能がございます。同じフィルターを使い続ける10年耐用フィルターが基準になっていますが、ダイキンの電気集塵方式フィルターは交換用プリーツフィルターを本体内部に5枚標準付属されており、2年毎に交換することによって、目詰まりによる風量低下を防いでいます。

・象印､サンヨーなどでは１万円以内で買える物でも十分な空気清浄効果を発揮してくれますが、どの製品でも「適用床面積」の確認が必要です。適用床面積を確認せずに、価格だけで選んでしまうと、本来の性能を発揮できません。
フィルターの耐用年数も重要です。せっかく安い空気清浄機を購入しても、割高なフィルターを頻繁に買い替える必要のある製品の場合は、本体を安く購入しても意味が無くなってしまいます。
更に、寝室でご使用される場合は、「静音モード」「おやすみモード」などが搭載された製品が良いでしょう。
機種によっては就寝中に騒音が気になる製品もございます。

空気清浄機は構造は簡単な製品であるのに、各メーカーが様々なアピールをしているので、販売店で比較しようとしても、一体どれが良いのか分からなくなってしまう事もございます。
カタログやメーカーホームページをご覧になって、同じ価格帯の中でも「最大風量」「清浄時間」がより高性能な製品を事前に知っておくだけで、より良い製品を選ぶ事も可能です。
（プラズマクラスター・ナノイー・ウイルスウォッシャー・光速ストリーマ）などの除菌技術だけを参考にして決めてしまわないように注意が必要です。

最後までお読み頂きありがとうございました。
ご参考になれば幸いです(^^ゞ