適用床面積 木造和室 12畳まで
>加湿機を単体で購入するか、加湿空気洗浄機を購入したほうがいいか
教えてください。19畳ほどのLDKに使いたいと思います。
・乾燥対策に的を絞るとした場合は、加湿器をお薦め致します。
加湿空気清浄機は様々な付加機能が搭載されて魅力的ですが、空気清浄機の加湿機能は飽くまで「付加機能」と考えて下さい。
加湿空気清浄機は殆どの機種が「気化式」の加湿方式を採用しています。
「気化式」は基本的に加湿能力が弱いです。
濡れたタオルに風を当てて水分を気化させる事をイメージして下さい。気化式の加湿方式に良く似ています。
特に乾燥の激しい季節では、気化式加湿方式は能力不足を感じる事が多いです。
基本的に加湿能力の弱い加湿方式を空気清浄機と組み合わせたのですから、「加湿適用床面積」に十分余裕が無ければ、効果的にお部屋を加湿させる事は不可能です。
長所は優れた省エネ性です。
基本的に熱源がありませんので、加湿方式の中で電気代の安さはトップクラスです。
加湿空気洗浄機『パナソニックF-VXF65』
・空気清浄適用床面積 30畳
・加湿空気清浄適用床面積 28畳
(28畳加湿させられる事ではありません)
・加湿適用床面積
(木造和室10畳・プレハブ洋室17畳)
この機種は私も10畳の部屋で使用しておりますが、とても使い心地の良い加湿空気清浄機です。
様々なメーカーの加湿空気清浄機を使用しておりますが、パナソニック製品は特に使う方への配慮が行き届いています。
しかし、加湿能力については、エアコン暖房の際は10畳の部屋の湿度が60%の適正加湿にならない場合もございます。
19畳ほどのLDKでご使用されるとなりますと、高気密・高断熱の住宅であっても加湿能力は不足し、加湿機能は全くの役不足となる可能性が高いです。
国内大手メーカーの加湿空気清浄機の中で選択する場合、
シャーププラズマクラスター加湿空気清浄機KC-Z80
http://kakaku.com/item/K0000159722/「加湿適用床面積」は
(プレハブ洋室21畳・木造和室13畳)
となっておりますので、プレハブ系住宅の場合でしたら、十分な能力とは言えませんが適正湿度に加湿する事は可能と思われます。
加湿機『ダイニチHD-RX709』
こちらの加湿器も人気の高い製品です。
・加湿適用床面積
(木造和室 12畳まで ・プレハブ洋室 19畳まで)
こちらの機種も「プレハブ構造の住宅」で19畳まで対応していますが、能力に余裕がありませんので、効果的な加湿は出来ない事も予想されます。
・19畳のお部屋を効果的に加湿させるには、加湿能力に、ある程度余裕のある機種が良いでしょう。
お薦めの加湿器はこちらです。(構造がプレハブ洋室の場合)
ダイニチHD-9010
http://kakaku.com/item/K0000148743/(加湿量900mL/h)一時間に最大900mLの水を加湿させる事が可能です。
・最後に、お部屋の加湿は住宅の「断熱性」と「気密性」が大きく関与しています。
例えば、断熱性の低い「窓」などがあるお部屋は、加湿させてお部屋を温めると、「窓」は外気との温度差が激しくなり、「結露」を発生させます。
つまり、断熱性の低い「窓」はお部屋の中で「除湿機」のような作用をしてしまい、加湿した水分は窓で冷やされて加湿水に変わります。
「加湿」を繰り返しても「窓で結露水になる」の繰り返しで、効果的に加湿する事ができないのです。
窓の「結露」を防ぐだけで、お部屋の湿度を上げる事が可能になるのです。
50~60%の適正加湿されたお部屋は快適です。
・ウイルスの活動を抑制する
・粘膜の乾燥を防ぎ、免疫力を高める
・肌の水分量を高める
などの効果が期待できます。
後悔のない選択をして下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ご参考になれば幸いです。