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ＳＰに低音用、高音用の端子が付いている場合に、1台のプリンアンプと2台のステレオパワーアンプを使って、片方のパワーアンプを低音用端子に、もう片方のパワーアンプを高音用端子につないで駆動するのがバイアンプです。この場合一台の方はプリ部パワー部が分離可能なプリメインアンプでもＯＫです。また、同じステレオパワーアンプを2台使用する場合は、それぞれの右左の出力を右を低音、左を高音につなぐことによって左右のクロストークを減らしたモノーラルアンプとしてのバイアンプ使用が出来ます。1台のプリンアプと1台のパワーアンプ、もしくはプリメインアンプを使って、そのＳＰ出力端子（1つしかない場合はそこから、Ａ，Ｂ2つある場合はそれぞれにつなぐ）から2本のＳＰケーブルをつかって、片方のケーブルを低音端子にもう片方のケーブルを高音用端子に接続して駆動するのがバイワイヤーと呼ばれる方式です。このときに注意しなければならないのは、ＳＰの低音用と高音用の端子のＧＮＤ（通常黒色）が共通になっている場合です。共通になっている場合は、高音用と低音用のケーブル、及びアンプの±を必ず同じにする必要があります。そうしないと音が出ないばかりか、アンプが故障してしまう危険性があります。これを確認するためには大概はＳＰの取り説に書いてありますが、書いていない場合はアンプとケーブルを外した状態で、高音用と低音用端子のＧＮＤ端子間をテスター等で導通を確認すればわかります。バイアンプとバイワイヤーの比較では、理論的にはバイアンプの方が混変調歪が減るはずです。アンプのお勧めはそれぞれの好みがおありでしょうから、やはりご店頭等で同じ機種でなくても同じメーカーの音を自分の耳で聞かれておいて好みに合わせて判断されるのが良いと思います。