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①バッテリーについて

当方は現在1年３ヶ月使ったiPhone 4と今年の４月に買ったXPERIA ray SO-03Cで黒SIMを共有してますが、バッテリーー容量はほぼ同等で、iPhoneの方がバッテリーの劣化が進んでいるはずなのに、体感でXPERIA rayの方がバッテリー持ちは短く感じますね。

Androidというシステム自体がバッテリーを食いやすいみたいです。

GALAXY S3 SC-06Dのバッテリー容量は日本で発売されているAndroid携帯ではトップクラスです。(１番大きいのはGALAXY Note SC-05Dの2500mAh、海外端末を含めるとMotorola Droid RAZR MAXXが3300mAhというバケモノバッテリー)

1800～2100mAh程度あればスマートフォンでは大きい方ではないでしょうか。

②SoC(CPUや通信モデムの塊)について

確かにARROWS X F-10DはクアッドコアNVIDIA Tegra 3 1.4GHzを搭載しています。Tegra 3はCortex A9というCPUがベースのものを積んでいます。日本版GALAXY S3を始め、XPERIA GX、XPERIA SX、AQUOS Phone ZETAなど夏モデルのデュアルコア搭載機では基本的にQualcomm Snapdragon S4というものを搭載しています。

Snapdragon S4のCPUコアはKraitというものであり、Cortexシリーズとは同一のものではありませんが、性能的にはCortex A9より新しいCortex A15に近い性能を持っています。

つまり、Kraitを使うSnapdragon S4とCortex A9を使うTegra 3では、１コアあたりの性能は前者のほうが高いということです。

Tegra 3を搭載したHTC One XとSnapdragon S4を搭載したHTC One Sをベンチマークテストで比較すると、One Sの方が上回るということもあったくらいです。

なので、Tegra 3デバイスのほうがさすがにベンチマーク上では上になるでしょうが、Snapdragon S4デバイスでもそれと遜色ない程度の数値は出ると思います。

しかし、どれだけいいCPUを使っていても、メーカーが独自に手を加えたAndroid OSのチューニングよっては、その性能を活かすどころか殺してしまうこともあります。F-10Dの前モデルのARROWS X LTE F-05DやRegza Phone T-01Dなどがいい例です。

ちなみにTegra 3は、厳密には５コアです。負荷がかかる処理の時は４コアを使い、軽い処理の時はもうひとつのコアを使うというものです。

③
・ROM
店頭やカタログに書かれているROMとは内蔵ストレージのことです。PCでいうHDDやSSDに当たります。SDカードとは別に、本体に内蔵されているフラッシュメモリです。昔の端末では1GBもなかったものが多かったですが、最近の端末では16～32GBも搭載した端末が増えてきています。

これはアプリやキャッシュ、メールなどのデータが保存できるように関わってきます。

・RAM
これはよく作業机に例えられます。自分(CPU)が作業場(RAM)で作業するという感じです。作業場が大きいほうが作業しやすいですよね。

RAMにはCPUが直接アクセスできますが、RAMは価格などの点から多くは搭載できないので、補助記憶装置とあわせて使います。補助記憶装置(内蔵ストレージ)から必要なアプリケーションやデータをRAMに呼び出してそれをCPUが加工します。

RAMが大きいとマルチタスクにおいて余裕ができますが、RAMは電源供給が絶たれるとデータを失うという性質から、常に電圧をかけておかないといけないので搭載しすぎるとバッテリーを消費してしまいます。

・FOMAハイスピード
ドコモやソフトバンク、イー・モバイルなどで使われている通信規格W-CDMA(3G規格の一つ)を発展させたHSDPA(下り)・HSUPA(上り)方式を使ったドコモのデータ通信サービスのこと。3.5Gに当たる。

理論値で下り14Mbps、上り5.7Mbps。しかし、理論値まで速度が出るなんてことはまずありません。半分だって出ません。

④機種について
まだまだホットモックが全然出てきていないのではっきりしたことは言えませんが、F-10D、T-02Dは様子見したほうがよさそうです。

というのも、これらの機種は前モデルがさんざんな出来だったからです。