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本来的には「ビジネス用」のレコーダで、ライブ向けのレコーダではありませんから、あんまり過大な機体は禁物です。

（こういうこと書くと、必ず「メーカーサイトには『ライブでも安心』と書いてある」なんていうチャチャが入るんですが、メーカーサイトに書いてあるのは「ライブハウス並の大音響にも耐える頑丈なマイクを搭載」ということを書いてあるだけで、ステージライブ音源向けとは一言も書いてありません。書いてあるのは、ほとんどがビジネスシーンでの便利機能の話ばかりです）

といって、まぁ絶対に使えないわけではないですが･･･

ズームマイク機能は、だだっ広い講演会場の後の方の席で使うための機能なので、機能としては「人が喋るだけの講演用」です。ステージライブでは使う意味が有りません。

録音レベルの設定は、実際に現場でオーバーレベルにならない範囲に手動設定するのが、最も高音質の設定方法です。また、マイクは３マイクモードはむしろ使わないように（音質に拘るなら）

自信がないなら自動設定モードでもダメじゃないですが、自動設定モードは「ビジネス会議用」なので、ステージライブでは使い物になるかどうかが、「やってみないとわからない」のは否めません。

追記

別に、LSシリーズにしたからといって、同価格ランクのものであれば基本性能には大きくは変わりないので、「LSシリーズなら万全」という保険にはなりません。
もちろん、LSシリーズの上位機種を買うということなら、「上位機種の分は性能が良い」ということは、言うまでもなく有りますから、全面的に否定するつもりではないですけどね。

私が言いたかったのは、

DS-850にいろいろと付いている便利機能？は、ほぼすべて会議録音の利便に特化したモノですよ･･･ライブ録音時に使うような機能ではないですよ･･･ということ。

便利機能？が会議録音向け機能ばかりなのは、DS-850がそもそもはビジネス用だからですよ。

という２点。
「ズーム機能を使うべきか」なんていう話が出てくるということは、こういうことはご存知無いのだろうなと思ったので、その点間違いがないようにという意図です。

下手な付加機能は使わず、また、手動で適正レベルをセットできる技術（これは、実際に自分でやらないと身につかない）があれば、DS-850もそれ相応の音質での録音は可能です。
適正レベルを自分でセットできる技術は、LSシリーズを使ったところで必須技術ですから。
何回もテスト録音して（もちろん当日までに）、技術勘を養うしかありません。