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家族の集合写真はともかく、娘さんのポートレート写真を撮られるのであれば、後者のレンズをお勧めします。名玉と名高いレンズで、焦点距離的にもボケ味的にも、ポートレートにはもってこいの一本ですので。

家族写真、というか人物を撮る時の注意点としては、何より顔の明るさを失しないことが肝要です。心持ち露出をプラス側に振っておくと良いでしょう。神社等では日陰・日なたが混在してたりしますが、構図の許す限り日なたで撮ることを心がけて下さい。発色が段違いに変わってきます。

詳解な面で迷った場合は、下手なことをせずポートレートモードに任せましょう。もし絞り等から自己設定するなら、絞りは開放気味にした方がボケ味が出ます。ホワイトバランスは、心持ち赤みに振るのがお勧めです。青みがかると、人物の顔色が悪く見えますので。

RAWというのは、いわば後からホワイトバランスやコントラストなどを弄ることが出来るファイルのことです。中間色補正や色被り、更にある程度なら露出のミスさえ救えますので、とにかく最高の出来の写真を狙う時はこれしかありません。ただ、そういった画像加工に手間がかかること、またそれを行うソフトが極めて限定的且つ往々にして高価であること、お持ちのパソコンスペックが低いと最悪加工すら出来ないなど、問題点も多いので慎重に。RAWデータのままでは、基本的にパソコン上で閲覧したり印刷したりが出来ないことも念頭にお置き下さい。