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エントリーモデルを購入ししばらく使うと「物足りない」と言う意見が出るのは良く聞きます。
大概は実際に撮影スキルが向上し物足りなくなる人より、スキルの向上が無くて思い通りに取れない事を機材の買い替えでなんとか出来るのではないか？という心理なんだと思います。
連写の速度が？？とか、AF速度が？？とか機材の動作速度にケチを付けるケースが多いですが、それらはほとんど撮影者のスキルで解消できる物が多いです。
機材が良くなれば目の覚める様な写真が撮れるのではないか？と言う妄想ですね。
実質要求度の高い「画質」の要素より、カメラに任せるためのレスポンスのついて「物足りない」という人が多いのでしょうね。
そんな事を言い出したら、昔のフルマニュアル機で撮影していたアマチュアカメラマンは「酷いへたくそな写真ばかり」と言う事に成りますが、実際にはそんな事は有りません。
まあメーカーも「より高度な物だと上手く撮れる」と言う様な方向付けで広告していますから、素直で正直なユーザ程それに乗せられてしまうのでしょう。

しかし実際にスキルが向上し「物足りなくなる」というか「 kissクラスでは困る」と言うケースも出てきます。
予算の関係もあるので低予算で自分のスキル向上をしっかり目指すのならeos kiss x5でも十分です。
ただ、エントリー機は「自動制御」で撮る事を主眼に考えられていますから、少しでも自分で操作しようとし始めると動作系統に手間がかかります。
例えばシャッター速度と絞りを同じダイヤルのスイッチ切り替えでやらないと行けないとか、マニュアルフォーカスでのピント確認が心もとないとか、そういう面で本気でスキル向上する気があればそれはそれでいいのですが、結果として「やりづらい」と言うケースが出てくるのも事実です。
そういう意味では、スキル向上を狙う場合でも中級機の方が無難だとも言えます。