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7DとkissX2を所有しておりますので、参考になれば。

まず、kissはオートモードが豊富で、カメラ任せにしやすいのは確かなのですが、決して操作性が良いカメラではありません。
背面の4方向ボタンが使いにくく、メニューを見ながらいじるような感じになりがちで、少しカメラの設定を変える際にわずらわしいのです。
60Dや7Dなどの背面ダイヤルのほうが、圧倒的にスピーディーです。

AFの速度・精度、ファインダーの見易さ、連写速度、防塵防滴性能など、60Dや7Dにはそれなりのアドバンテージがあり、撮影チャンスの捕らえやすさ、撮影しやすさを考えれば、kissは60D、さらには7Dには及びません。

kissが初心者向け・女性向けとされるのは、価格が安く導入しやすいということ、コンデジのようなカメラ任せの撮影スタイルが取り易いこと、圧倒的に小型軽量で機動性が高く小さい手でホールドしやすいこと、だと思います。
小型軽量というのは重要な性能です。
それを重視するなら、kissはとてもお勧めできる機種なんです。
7Dはkissの倍近い重量ですので…。

小型軽量ボディより重厚なボディが好き、とおっしゃるなら、値段を度外視すれば、kissを薦める理由がありません。


（補足）
PCのモニタによっても違いますが、最近のモニタの画面解像度って、QWXGA（2048×1152）ぐらいでしょうか？2,359,296ピクセル（画素）ですね。
100%で表示して見るだけなら300万画素でいいわけです。
もしかしてQUXGA（3200×2400）なんてのを使ってても、7,680,000ピクセル。
これでも800万画素で済みます。
プリントアウトするなら、商業印刷と同等の350dpiで印刷するとして、ハガキサイズなら300万画素、B5なら800万画素、A4なら1,000万画素で事足ります。
つまり、通常の使用では1800万画素なんて必要ではないです。

まぁ、トリミングして使うことがあったりすれば、画素数が多いのに越したことはないですが、多くの人は「画素数の多いカメラしかない」から「画素数の多いカメラを使ってる」んだと思います。
数十万画素～百万画素（メガピクセル）のカメラが主流だった時代には、画素数が多い=高画質であり、
カタログスペックで画素数はわかりやすく差別化できるので、メーカーが画素数を増やす競争をしてた部分があって、こんなことになっています。
最近は画素数ばかりが高画質ではない、という方向性に徐々に変わりつつありますけれども。

で、補足のご質問ですが、正直800万画素もあれば、PCでの鑑賞はおろか、A4プリントしても違いはほとんどわからないんじゃないでしょうか。
上でも書きましたように、エントリーモデルと高級機との重要な違いは、画素数などではなく、撮影のしやすさです。
いかにシャッターチャンスを逃さないか、いかに失敗写真を減らしてヒット率をあげるか、いかに思い通りの写真が撮れるか、そういう部分が違うのです。
AFの速さ・精度、ファインダーの視野率、防塵防滴性能、操作性、そういった部分がすべてそこにかかってきてると言っても過言ではないと思います。
うまく撮れた写真に違いはほとんどありません。が、うまく撮れた写真の枚数はきっと違ってきますよ。

ちなみにフルサイズセンサーを搭載した機種は、センサーが大型なのでボケ具合も違いますし、撮れる写真も違ってくる割合が高いですけどね。