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たとえば以下の三脚はソニーからでているビデオ用三脚のひとつですが、おそらく価格的にも購入の圏外かと思いますがとりあえず画像を拡大してみてみてください。皆さんが良く見る三脚となにかが違うのがおわかりになるでしょうか。
http://www.sony.jp/handycam/products/VCT-1170RM/index.html

三脚の中心に通常見られるエレベーター（カメラの高さを上下する棒）が無いのがわかるでしょうか。
そのかわりに三脚のそれぞれの脚の長さをいちいち調節してカメラの水平をとらなくていいように脚から上の部分（ビデオヘッドと言います）だけで簡単に水平がとれるような構造が組み込んであるのです。

なぜかと言いますと、ビデオは写真と違って縦位置や横位置でカメラをかまえたりすることはなく、カメラを90度傾かせるといった必要がありません。なので意図的に水平を崩して撮る場合を除いて、まずは水平がきちんととれる事が大事なのです。傾いた映像は（写真でも）人の感覚的に見苦しさを感じるのです。

そして、正面で1枚パチリ、カメラを右に振って1枚パチリ、というのではなくて、正面を向けて撮っていて被写体が右に移動すれば撮影状態のまま右にカメラを振るということをします。その時、脚の長さの調節で目測でカメラの水平をとった場合、正面では水平に見えていたのに右に左にふると水平が傾いてしまうということがあるのです。

また、カメラを上下左右に振る場合に振っている最中も録画状態にあることが多いのでカメラをのせたヘッド（雲台）がなめらかにスムーズに動かないとぎくしゃくした動きで被写体を追いかけることになり三脚を使わないほうがましだったといったことになりかねないので、なめらかに上下左右に動かせる構造がビデオヘッドの中に入っています。

おそらくはそこまでのことはお望みでないかもしれませんが、ビデオ用と写真用は兼用できなくはないが明らかに違うということを申し上げたく回答させていただきました。

ちなみにこちらはマンフロット社からでているビデオ三脚の一つで三脚中央にエレベーターがありながらさらにビデオヘッド（ビデオ雲台とも言う）の水平もとれるという優れものです。いくつか大きさ、重さの違う種類がでています。
http://www.manfrotto.jp/product/79623.78258.78369.0.0/701HDV%252C755CX3K/_/TR755CX3%2BHD701HDV%2BMBAG80PN

http://www.manfrotto.jp/product/79623.78258.78369.0.0/701HDV%252C755XBK/_/%26%2312499%3B%26%2312487%3B%26%2312458%3B%26%2312461%3B%26%2312483%3B%26%2312488%3B%26%2312288%3B%26%2312471%3B%26%2312531%3B%26%2312464%3B%26%2312523%3B%26%2312450%3B%26%2312

こちらはLibec（平和精機）からでているビデオ三脚。上記にあげたものより価格的にリーズナブルですが写真との兼用機よりはかなりまともなビデオ用三脚です。
おそらく、パン棒（ビデオヘッドからでている操作する棒）にリモコン機能がないだけで最初にあげたソニーの三脚とほぼおなじものではないかと思います。ソニーの三脚だからといって必ずしもソニーが生産しているわけではないので。
ivis HF M31はソニー三脚についているリモコン機能は使えないのでこちらで充分かと思います。
http://www.libec.co.jp/jp/products/dv/th-650dv.html
http://kakaku.com/item/10704510369/

ただし、これらの三脚はほとんどの電気店、カメラ店の店頭に置いてあることはまずないので取り寄せになると思います。
他にはネットで探して購入するか、ビデオのプロショップなら取り扱っています。だからといって上記にあげた三脚はプロ専用というわけではありません。一般的に誰でも使いこなせる三脚です。
ほとんど目にすることが無いのでビデオ三脚について知らない方が多いのもやむを得ないのです。