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残念ながらそのとおりです。

現在のデジタルカメラは1000万画素があたりまえ、510は1210万画素です。

一昔前は、「フィルムカメラは画素数にして400万画素ぐらいある。だからデジカメはフィルムに及ばない」というのが定説でした。そのため、「デジカメは画素数が多ければ多いほど良い」という誤解が生まれ、今日も続いています。

じつは、カメラの画素数は300万画素を超えると、多ければ多いほど写真は汚く写ります。1000万画素のカメラも、300万画素のカメラも、映像素子（フィルム）自体の大きさは変わりません。そこに1000万画素も詰め込むとなると・・・・ ひとつの画素あたりの大きさが小さくなってしまいます。
画素が小さいと言うことは、取り込める光の情報が少ないと言うことです。こういった無理な設計をしたカメラでは色が薄く写ります。携帯電話のカメラで撮った写真はたいてい人の肌が死人のように写っていると思います。携帯のカメラは無理な設計の最たるものです。

ただし、メーカーも心得たもので、1000万画素を謳わないと売れませんから、1000万画素でもなんとか見られるように映像エンジンを進化させました。そのさじ加減は素晴らしく、高画素化による画質の劣化をすっかり隠してしまいます。


さて、ここまで書いておいてなんですが510への買い替えは良い選択かと思います。510は1210万画素という残念な画素数ですが、それ以外の設計は秀逸です。特に強力な手ぶれ補正機能がついていますから、少々暗いところでもきれいに撮れるかと思います。
ただし、ISO感度がIXY DIGITAL40の4倍、1600まであがります。ここまで上がるとノイズだらけですから、気になる場合はISO感度の設定を行う必要は出てくると思います。

いずれにせよ、素子を除いてはキレイな写真を撮れる機能がそろっていますから、悪い選択ではありません。