65

view

同じ夜景でも季節や気象条件によって写り方は変わってきますね。
特に遠くの光源の写り方が変わってきます。
一番クリアに綺麗に写るのはこれから梅雨までの間と梅雨が明けてから寒くなるまでの間ですがそれでも気象条件によって大きく左右されます。
寒い冬は空気密度が高くなり遠くの光が揺らぐので写真に写すと滲んで写り易いです。
天候としては雨上がりの空気中の汚れが少ない状態が一番です。
夕焼けが赤く綺麗な時は空気中の汚れが多い場合も有るので夜景としては最適で無い時も有りますね。
晴れの日が続いて風も弱い時は遠くの景色がぼやけ易いです。
大陸からの黄砂や煤煙の影響も昔に比べて大きくなってるので大局的な気象情報にも気を付けた方が良いですね。

人口密度の高い地域だと地域活動から出る排気ガスなどの影響も結構有るので交通量の少ない土日、特に日曜の夜の条件が良いですね。

近距離の被写体ならば上に書いた違いも小さくなってきます。

月の満ち欠けの影響も結構有るので光源だけを強調したい時は新月を中心とした期間、建物のデティールも表現したいなら満月を中心とした期間にそれぞれ試してみると面白い写真が撮れるかもしれませんよ。

被写体の違いはそれぞれで違ってくるので実際に試してみてください。

まずは夕方から日没後1時間まで何枚も撮影してみると良いですよ。
同じ場所に何度でも行けるなら気象条件や季節の違いも実際に体験できますしね。
日没後、空が暗くなるまでの間は日によって空の色の変化が違うので何度撮影しても面白いですよ。

カメラの設定は絞り優先にして絞り値を5.6、8辺りで撮り比べてください。
明るさの調整は露出補正を使うとやり易いです。
ISO感度は最低～200辺りまで良いと思います。
シャッタースピードが遅くなるのでしっかりした（ちょっと重い）三脚を使ってセルフタイマーを利用してシャッターを切るとぶれ難いです。
手持ちならISO感度は高め（400以上）絞り値最小で手摺や柱でカメラを支えながら撮影するとぶれにくくなります。

カメラ機材以外に懐中電灯は持ってないと困る事も多いので用意しておいてくださいね。

小雨の降る中ライトアップされた建物を撮るとこんな感じに写る事も有りますよ。