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まぁ、6DやD600などのフルサイズエントリー機は組み合わせるレンズもそうですが、上位機に位置する5D Mark3やD800などと比較すると、画質面では若干劣るケースがあるというのが実際のところですね。その代わりそれら上位機よりも撮りやすいですし、高感度などでは優れているケースもあるなど、使い方次第であるのも事実ですが。

フルサイズ機の場合、露出をきちんと理解して使うのは当たり前の話で、それ以上に重要なのが被写界深度のコントロールにあると言えます。APS-C以上に被写界深度は浅いですから、それなりに撮ろうとするとしっかり絞ることになるし、しっかり絞ればシャッタースピードも遅くなるので、三脚が必要になったりするわけですね。

それらを考えると、確かにAPS-Cの方が勧めやすいとはいえますが、癖の強いD7100よりはD7000の方が使いやすいといえますし、EOS 70Dのほかにも、α77やK-5IIなども比較対象にしたほうが良いといえます。重視すべきはそのカメラで何が撮りたいのか？ですね。

たとえばEOS 70Dの場合、風景などをメインに撮りたい場合はキットレンズでは役不足なので、別途15-85mmなどのレンズを購入したほうが良い結果が得られるといえますし、D7100では街中やポートレートではモアレの影響が出やすいため、避けたほうが良いなど、撮りたいものによってレンズを含めた構成が変わるためですね。

事実、EOS 7Dやα77では、風景などの撮影の場合、NEX-7の方が優れているケースもあるくらいですから、どんな被写体をどんな風に撮るのかが、選択する上でとても重要といえるんですね。


補足について

花や虫であればD7100でも十分使えますし、定評のある100mm F2.8 Macroや、135mm STFを持つSonyも選択肢に入れて良いですね。クラス的にはα77あたりになります。

また、建物や街並みを撮る場合はD7100は向いていないので、EOS 70Dの方が良いと言えますね。ローパスレスは解像力は優れますがモアレが出やすい規則的に並んだ被写体が含まれるとどうしても厳しい条件と言えますからね。もちろん気にならないレベルのこともあるので、サンプルなどで気にならないのならD7100もアリですね。