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背景のボケがキットレンズ状態で大きく出来るのはSony NEXシリーズになります。逆にボケが一番小さいのがNikon1シリーズ。PENとGF3はその中間というところですね。ただし、どれを選んでも設定をきちんとボケるように設定すればそれなりに背景はボケてくれます。そのため、背景がボケている写真を撮りたいという用途であれば、どちらのカメラでも問題なく撮影できますね。

さて、どちらが良いのか・・・ですが、旅行での風景の撮影では、若干Panasonic GF3のほうが分があると思いますが、友人などの人物の撮影などでは、Nikon J2のほうに分があると言えます。風景でも夜景などが入れば、Nikon J2ですね。

これは発色の諧調性などの再現性がNikon J2の方が優れ、室内でも高感度特性に優れており、ピントが合う速さもJ2の方が優れているためです。

画素数という点ではJ2の方が少ないと言えますが、センサーサイズも小さく、センサーサイズ比で考えるとJ2の方が多いと言えます。これはセンサーの性能にもよりますが、諧調性や、解像力、高感度特性のバランスを取った上で、どの程度がベストかを決定されるので、Nikonの考えるベストがJ2が発売された2012年でのベストと言えるのでしょう。実際、GF3との差はほぼ感じない程度の画素数の差と言えますよ。

それから価格について。Nikon J2は今年の後半に入ってから発売された最新機種の一つです。Panasonic GF3は2011年半ばに発売された旧機種で、すでに後継のGF5がリリースされてからしばらく経つカメラです。よって、すでに生産終了扱いのはずですし、性能という点でも2011年当時の物ですから、Nikon J2と比較してしまうと分が悪いというのは事実なんですね。安いのは売れ残った在庫を早く無くしたいために設定された特価だと思いますよ。


補足について

GF3とGF5って実はそれほど大きな差が無いんですよね。理由としては、GX1というモデルを高画質モデルとしたので、GF5は基本マイナーチェンジに留めているので実はGF5自体、あまり評価の高いカメラでは無いんです。そのため、傾向もGF3と変わらないので、使い勝手を考えるとJ2の方が良いと思います。

まぁ、J2も実はJ1からのマイナーチェンジなので、追加されたピクチャーエフェクトなどを使うつもりが無いのであれば、型落ちになったJ1を購入するというのも手なんですけどね。