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よい機種かどうかってのはここで判断しかねます。
Ｆ値についてちょっと書いてみます（ご存じでしたらすみません）

一般的にレンズの絞りをＦ値と言ったりしますが
レンズの焦点距離をＡ
レンズの光軸通過部分の直径をＢとして、
Ａ／ＢをＦ値と呼びます。
Ｂを調節することを絞りの調整と言います。
ズームレンズの場合、
Ｂは一定で、Ａをワイド～テレと変えた場合、ワイドの方がＦ値が小さく、テレの方がＦ値が大きくなるのが理解できると思います。
逆にＡを変えないでＢを調整した場合、Ｂが小さくなるとＦ値が大きくなるのもお分かりでしょう。

被写界深度
Ｆ値が大きいほどピントの合う範囲（奥行き）が深くなります。
この奥行きの事を被写界深度と言います。
通常、開放Ｆ値で撮影すると、ある距離についてピントを合わせると、前後は焦点が合わずにボケます。
このボケを防ぐためにＦ値を大きくします。
これは「高画質」ということではありません。
あくまで広い範囲にピントが合っているかどうかの事だけです。
逆に望遠側では、わざとＦ値を小さくしてピントの合う範囲を狭くすることで背景を大きくボカすという手法がモデル撮影では一般的です。

フレアの影響
画質の低下の原因のひとつにフレアの影響があります。
一般的な傾向として、Ｆ値を大きくするほどフレアの影響は減ります。
「高画質」という点では間違っていません。
ただし、レンズごとにフレアレベルというものが違います。
フレアとは逆光や明るい色が画面内にあることで影響が出やすくなります。
これを逆手に取って、ふわっとした感じの写真にしあげる手法もあります。

機種Ｃは1/3ずつ・手動自動切り替えと書いてあります。
これは、Ｆ２．８～４～５．６～８～１１の各１ＥＶ（エクスポジュアバリュー＝露出値）の１／３を手動切り替えで調整できるのだとしたら、「作者の意図が作りやすい」と言えます。

手動というのがある事が、人によってはムダな機能である場合もあります。
こういった「絞り」を理解した手法を使う意図がなければ無用の長物のような気がします。