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何枚撮っても、同じことですから、私は、１枚から、数枚程度。
あれほど沢山の人がいて、混雑しているのに、大判カメラでもなく、手持ち撮影できるのに、三脚をずらりと林のように並べている光景が、不思議でたまらないです。
フィルムと違い、デジタルカメラでは、極端な低感度に設定できませんから、どんなに感度を下げても、かなりの高速シャッターが切れるわけで、実際問題、中判のフィルムカメラくらいまでなら、手持ち撮影は当然として、カメラを振り回していたって写ります。
三脚は、単なる場所取りのためだけのアイテムに過ぎず、多くの一般の方から、写真愛好家が嫌悪の目で見られる要因となっていますね。
だから、私は、相当大型の機材でもない限りは、混雑しているところでは、三脚は使用せず。
さっと撮り、すぐに退散します。

基本は、露出が極端にアンダー（暗くなること）にならないようにすること。
マニュアルで、露出を固定してしまえばいいだけのことです。
オートで撮ると、難しいですよね。
太陽が昇る前の空、或いは、太陽が沈むときであれば、太陽を画面に入れないで、空だけを画面に入れて。その値から、－１．０～－２．０くらいで、許容範囲。
どんなに絞り（Ｆ値）を大きくしても、画質の向上は望めませんし、ピントも無限遠に近いですから、それ程極端に絞り込む必要なし。Ｆ８～１６程度で十分ですから、設定感度にもよりますが、シャッター速度は、1/500～1/1000くらいの超高速シャッターが切れるはずです。
これが、三脚は不要で、カメラを振り回していても撮れる、という根拠。ぶれるわけがない。

あとは、私が気をつけているのは、デジカメだと、あとからトリミング（画像を切り取ること）は容易ですから、画像解像度を大きくしておき、太陽は、必ず画面のど真ん中に来るように。太陽のように、まぶしい光源が画面に入ると、ゴースト、といって、多角形の乱反射が、画面上に出現してしまいます。一眼レフだと、７～９角形になるんですが、これは、絞り羽の枚数。コンパクトカメラだと、ハネの枚数が少ない機種もあり、結構見苦しくなってしまいます。高級な機材を使わない代わりに、対策としては、先ほど書いたように、画面のど真ん中に太陽を。そうすると、ゴーストが目立ちませんので、比較的きれいに仕上がります。あとは、極端に望遠で撮影しないことですね。機材の価格差、というか、性能差が出てしまいますから。

画像は、富士山とダイヤモンド（太陽）だけを撮影したのではつまらないので、逆光に輝く、ススキを画面に配置しました。（朝霧高原）
実際の撮影画像は、太陽はど真ん中に撮影して、あとから、トリミングしています。